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中国金融当局を批判したジャック・マー氏、4機関に呼び出される

中国金融当局を批判したジャック・マー氏、4機関に呼び出される

Posted November. 04, 2020 09:25,   

Updated November. 04, 2020 09:25

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最近、中国の金融当局が強い口調で批判した世界最大手の電子商取引企業・アリババの創業者・ジャック・マー(馬雲)氏(写真)が、結局中国当局に呼ばれた。表面上は面談形式だったが、事実上の「軍紀正し」という分析が出ている。今回のマー氏の召喚について、中国の若者たちはソーシャルメディアなどで怒りを現している。

中国証券監督管理委員会は3日、ホームページを通じて、「前日、中国中央銀行である人民銀行と証券監督管理委員会、銀行保険監督管理委員会、外国為替管理局の4つの機関が共同で、アントグループを実質的に制御するマー氏と井賢棟アントグループ会長、胡曉明アントグループ社長などを呼んで、管理・監督と関連した『予約面談』を行った」と明らかにした。アントグループは、アリババ系列のフィンテック企業で、マー氏が筆頭株主となっている。

予約面談は中国語で「豫談」と呼ぶ。形式的には面談だが、実際は、政府機関が監督対象機関の関係者や個人を呼んで公に叱責し、要求事項を伝えるパイプとして主に使われる。アントグループは面談直後、「管理・監督を全面的に受け入れたい」と発表した。

中国の経済メディア「財新」などは、マー氏が最近挑発的な口調で金融当局を批判したことが問題になったと分析した。これに先立って先月24日、マー氏は王岐山国家副主席、易綱人民銀行頭取など中国の要人らが大勢参加した行事で、「中国金融当局は、担保があってこそ融資する『質屋営業』から抜け出せずにいる」と強く批判した。


金祺容 kky@donga.com