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現代重グループ、2400億ウォン規模の船舶3隻を受注

現代重グループ、2400億ウォン規模の船舶3隻を受注

Posted October. 27, 2020 08:35,   

Updated October. 27, 2020 08:35

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現代(ヒョンデ)重工業グループが、2400億ウォン規模の船舶受注に成功した。今年初めから続いた発注干ばつを、年末に近づくにつれ挽回する様子だ。

現代重工業グループの造船事業の中間持株会社である韓国造船海洋は、アフリカと欧州地域の船社から船舶3隻を受注したと、26日明らかにした。現代重工業、現代尾浦(ミポ)造船、現代三湖(サムホ)重工業などが韓国造船海洋の系列となっている。今回受注した船舶は2400億ウォン相当で、30万トン級の超大型原油運搬船(VLCC)が2隻、5万トン級の石油化学製品運搬船(PC線)が1隻だ。これらの船舶は、現代重工業、現代尾浦造船の蔚山(ウルサン)造船所で建造され、2022年1月から船主に引き渡される予定だ。韓国造船海洋は、これに先立って9月末もVLCC4隻を受注している。

今年初め、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による物流需要の減少のせいで、船舶受注難を経験した韓国造船業界は、第3四半期(7〜9月)以降、少しずつ受注を回復している。上半期(1〜6月)は中国が自国発注バルク船の物量を中心に受注を増やしたが、韓国造船業界は7月以降VLCC、液化天然ガス(LNG)運搬船などの受注に支えられ、第3四半期の業績では、中国を2倍近く上回って世界1位を取り戻した。

造船業界は通常、年末に近づくほど、船舶受注が集中する。このため造船業界は、韓国造船海洋が今月初めに、シンガポール、リベリアの船社から液化石油ガス(LPG)の運搬船2隻とPC船2隻を受注したことをはじめ、ロシアとモザンビークなどでのLNG事業拡大に伴うLNGの大量発注も期待している。韓国造船海洋の関係者は、「さまざまな船種にわたって受注の問い合わせが続いている」とし、「年末まで仕事量の確保のために力を集中する計画だ」と明らかにした。


徐亨錫 skytree08@donga.com