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密かに搬入したグローバルホーク、独自の命名なし

密かに搬入したグローバルホーク、独自の命名なし

Posted October. 20, 2020 08:27,   

Updated October. 20, 2020 08:27

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韓国軍が米国から導入した高高度無人偵察機(HUAV)グローバルホーク(RQ4)の別称を米国の使用名と同じ「グローバルホーク」に決めていたことが分かった。従来は、米国から導入した兵器には軍独自の別称を付け、北朝鮮に対する作戦能力を象徴的にアピールした。今回は、別称を付けなかったうえ、戦略兵器の導入に敏感な北朝鮮の反発を意識して、このような事実そのものを公開しなかったという指摘も出ている。

19日、政府筋によると、軍は5月に名称(別称)選定委員会を開き、グローバルホークの別称を「グローバルホーク」に決め、6月に内部の公文書を通じてこれを伝えた。年明けから別称の公募を行ったが、既に米国で使用している名前をそのまま使うことにしたのだ。軍関係者は、「公募で、グローバルホークより良い名前がなかった」と説明した。

これに先立ち、軍は昨年12月、F35Aステルス戦闘機の別称を「フリーダムナイト」としたが、これを公開せず議論になった。軍が公式の手続きを踏んで別称を確定したので、これを公開するか、戦闘機導入の際に開いてきた命名式を行うべきだったという指摘も多い。2005年のF15K戦闘機の命名式では、軍は別称「スラムイーグル」を公開した。

グローバルホークは1~4号機の引渡しの手続きが先月完了したが、導入の全過程は徹底して非公開で行われた。2号機と3号機の導入は、4月に米国のハリス駐韓大使がツイッターに写真を投稿したことで明らかになった。4号機の導入は国政監査で明らかになった。


申圭鎭 newjin@donga.com