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中国、「輸入冷凍食品から生きているコロナウイルス検出」

中国、「輸入冷凍食品から生きているコロナウイルス検出」

Posted October. 19, 2020 07:46,   

Updated October. 19, 2020 07:51

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中国が、輸入された冷凍食品の包装から生きている新型コロナウイルスを検出した。冷凍食品の包装で生きている新型コロナウイルスが発見された初めてだという。

中国疾病予防管理センター(CCDC)は17日、ホームページに「山東省青島で最近起きた新型コロナ集団感染を調査する過程で、労働者らが運搬した輸入冷凍タラの包装サンプルから生きているウイルスが検出された」と明らかにした。CCDCは、「冷凍商品の輸送という特殊な条件の下でも、ウイルスが割合長い時間生存できるし、このウイルスが国境を行き来する可能性があることを意味する」と指摘した。

新型コロナウイルスが、冷たい物体の表面で割合長く生存できることはすでに知られている。しかし、輸出入の過程を経てまで長期間生存できることを確認したのは初めてだという。

しかしCCDCは、「一般消費者が冷凍食品を購入する過程で感染する危険は極めて低い」と付け加えた。中国政府は15日まで、中国内の24の省で冷凍食品約300万件を検査したが、新型コロナウイルスが食品や包装から検出されたのはわずか22件で、そのうち生きているのは一件に過ぎなかったからだ。


金祺容 kky@donga.com