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借金投資ブームのツケ…20代のマイナス通帳の延滞が33%増加

借金投資ブームのツケ…20代のマイナス通帳の延滞が33%増加

Posted October. 05, 2020 08:47,   

Updated October. 05, 2020 08:47

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この3年間新たに開設されたマイナス通帳3つのうち1つは、20代や30代の名義であることが分かった。特に社会新人の20代の通帳開設が大幅に増えた。マイナス通帳とは、金融会社が定めた限度内で頻繁に一定額を借りることができるローン商品だ。

4日、最大野党「国民の力」の金相勳(キム・サンフン)議員によると、2017年から今年7月まで、KB国民(クンミン)、新韓(シンハン)、ウリ、ハナ、NH農協の5大都市銀行に開設されたマイナス通帳口座は337万4908個だった。このうち20代や30代が作った口座(123万2123件)は全体の36.5%だった。

20代の通帳新規開設が特に目立った。昨年8万2538口座を開設して、2017年(6万6936口座)より23.3%伸びた。一方、30代は、同期間の新規開設口座が7.8%減少(27万9832口座→25万7794口座)した。30代の口座数は多いが、増加傾向は20代が主導している。20代を除いた他の年齢はすべて新規開設数が減少した。

20代はマイナス通帳の開設が増えるほど、ローンの延滞額も増えている。2017年(12億7000万ウォン)に比べて、昨年(16億8900万ウォン)は33%ほど増加した。これも全年齢で唯一増加を示した。

金融界では、20代のマイナス通帳開設は、積極的に融資を受けて投資する「借金投資(借金して投資すること)」ブームを反映していると解釈する。若年層の強い資産増殖欲求がクレジットローンの需要を作り、不動産や株などへの投資につながってきたという。とある金融圏の関係者は、「最近の株式市場の過熱、クレジットローン需要の急増は、現政府に入って投資先が一つ二つ行き詰ったことで現れた結果だ」とし、「社会新人の20代の場合、30代や40代を見て学習しながら融資需要を増やしたものと見られる」と語った。

一方、通帳の新規開設が増えたことで融資限度も増えた。5大都市銀行から20代や30代が開設したマイナス通帳のローン限度は、2017年から今年7月まで計62兆4056億ウォンが伸びた。


金東爀 hack@donga.com