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トランプ氏、「ギンズバーグ氏の遺言、ペロシ氏が書いたかもしれない」

トランプ氏、「ギンズバーグ氏の遺言、ペロシ氏が書いたかもしれない」

Posted September. 23, 2020 08:14,   

Updated September. 23, 2020 08:14

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21日午後、米ニューヨーク市ブルックリン南部の「ミッドウッド」。古い2階建ての家の前の木の下は、18日に他界したギンズバーグ連邦最高裁判事を追悼する花束でいっぱいだった。ギンズバーグ氏が幼年期と学生時代を送った家で、ギンズバーグ氏の死去後、一種の聖地巡礼をしようとする市民が次々に訪れた。ある白人女性は、「職場がこの近くなので立ち寄った。ギンズバーグ氏は女性の権利伸張のために誰より熱心に戦った先駆者」と述べた。クオモ・ニューヨーク州知事は、「ブルックリン橋の前の公園に、ギンズバーグ氏の銅像を建てる」と明らかにした。

 

ニューヨークのウォール街の「恐れを知らない少女」には、ギンズバーグ氏が普段愛用した白いレースの襟がかけられた。政治メディア「ザ・ヒル」は、追悼客が少女像の首にまいたようだと伝えた。米女性彫刻家クリスティン・ビスバルさんは2017年3月、女性の社会進出を促進する意味でウォール街の象徴である牡牛の像の近くにこの彫刻を設置した。

 

連邦最高裁があるワシントンでも追悼が続いている。最高裁はギンズバーグ氏が座った椅子とベンチを黒い布で飾った。法廷文にも黒い羊毛の徽章がかけられた。ギンズバーグ氏の遺体は23、24日、最高裁で追悼客を迎えた後、25日に女性で初めて米議会に安置される。

ギンズバーグ氏の後任の人選が米大統領選の争点に浮上した状況で、トランプ大統領は同日、ギンズバーグ氏の遺言が捏造の可能性もあると発言し、野党民主党の激しい反発を受けた。遺族は、ギンズバーグ氏が死去前日、孫娘に「新しい大統領が選出されるまで私の後任が決まらないことを心より願う」という遺言を残したとことを明らかにした。

トランプ氏はFOXニュースとのインタビューで、「ギンズバーグ氏が実際に話したのか、(民主党の)シューマー上院院内総務やペロシ下院議長、シフ情報委員長が書いたかもしれない。美しい話のように聞こえるが、シューマー、ペロシ、シプの考えのように聞こえる」と主張した。民主党指導部が遺言を作ったということだ。トランプ氏は、有力な最高裁判事候補とされるエイミー・バレット第7連邦裁判所と面談するなど後任指名手続きにスピードを出していると、ロイター通信が伝えた。


兪載東 jarrett@donga.com