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またも泥酔運転、歩道に突進したSUV

Posted September. 19, 2020 08:25,   

Updated September. 19, 2020 08:25

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チキンを配達していた50代男性の命を奪った「乙旺里(ウルワンリ)飲酒事故」で非難世論が起こっている中、17日にもソウル都心で泥酔したドライバーの車が歩道に突進し、歩行者が負傷する事故が発生した。新型コロナウイルスの感染拡大により「ソーシャルディスタンシング」が強化されて酒の席は減っているが、飲酒運転による事故は新型コロナウイルス感染が拡大した2~8月に前年同期より16.9%増えたことが分かった。

ソウル城北(ソンブク)警察署は17日午後7時56分頃、地下鉄4号線「漢城大入口」駅の交差点で酒に酔って車を運転し、歩行者を負傷させた容疑(危険運転致死傷・道路交通法違反等)で40代男性を立件したと明らかにした。警察によると、男性は交差点で左折する際、横断歩道を渡ろうと待っていた30代女性に向かって突進した。

車にはねられて歩道に倒れた女性の周囲に歩行者が集まると、男性は酒に酔ってふらついて車から降りてきたという。この事故で女性は軽傷を負い、近くの病院に搬送された。男性の血中アルコール濃度は免許取消レベル(0.08%以上)を超える泥酔状態だった。

今年6月24日、釜山(プサン)でも酒に酔った男性(64)が運転し、釜山東区のある交差点で駐車していた車に突っ込んだ。男性はその後も約2キロ離れた宝水洞(ポスドン)カフェ通りまで運転し、市民の通報で警察に逮捕された。男性の血中アルコール濃度は0.153%で免許取消レベルだった。

警察庁が国会行政安全委員会所属の野党「国民の力」の金用判(キム・ヨンパン)議員室に提出した資料によると、今年2~8月の飲酒運転事故の件数は1万40件で、前年同期(8589件)より16.89%増えたことが分かった。

 

一方、飲酒運転でチキン配達中の50代男性を死亡させた30代女性は18日、起訴意見で検察に送られた。また、釜山海雲台区(ヘウンデグ)で大麻を吸って幻覚状態でハンドルを握って7台を巻き込む玉突き事故を起こした40代のポルシェ運転者も同日、危険運転致傷・逃走致傷などの容疑で逮捕された。


イ・ソヨン記者 always99@donga.com