Go to contents

レーザービーム、EMP発射機でドローン捉える

レーザービーム、EMP発射機でドローン捉える

Posted August. 06, 2020 10:09,   

Updated August. 06, 2020 10:09

한국어

韓国国防科学研究所(ADD)が、敵の無人機を無力化させるレーザー迎撃兵器、ドローンに対応する電磁パルス(EMP)発射機など先端兵器を初めて公開した。

 

ADDは3日、忠清南道泰安(チュンチョンナムド・テアン)の安興(アンフン)試験場で、「未来の兵器合同試演および展示行事」を開き、研究開発している兵器を公開した。ADDは6日で創設50周年を迎える。同日公開された先端兵器のうち昨年からADDが2023年の戦力化を目標に開発しているレーザー迎撃兵器に視線が集まった。ADDは昨年9月に開発したレーザー迎撃装置を活用し、3キロ以内で10キロワット、20キロワット出力でレーザービームを放ち、無人機を撃墜する映像を公開した。ADD側は、鉄板で作られたロケットの模型がこのレーザービームを受けて貫通する映像も公開した。ADD関係者は、「我が国のレーザービーム生成技術のレベルは、米国に次ぎ2番目に高く、米国との技術格差も1~2年にすぎない」と話した。

ADDは、敵の電子装備を屑鉄にする威力を備えたドローン対応EMP発射機も公開した。強力な電磁波であるEMP関連兵器は、北朝鮮の脅威に対応する代表的な非対称兵器に挙げられる。この兵器を利用して、編隊飛行する3台の小型ドローンを撃墜する試験映像も公開された。ADDは2008年から航空機投下用爆弾に装着できるEMP発生装置を開発し、性能を改良している。

昨年末からは超小型偵察衛星に活用される映像レーダー(SAR)関連の技術開発もなされている。超小型SAR偵察衛星は、昼夜天候を問わず、510キロの高度から地上の大きさ1メートルの物体を観測できる。米国とロシアで、超小型衛星は軍事衛星に問題が発生した時、その空白を埋める用途で活用されてきた。SAR衛星32機を使えば、地球の周囲を回る衛星が30分間隔で韓半島周辺を偵察できる。

ADDは、「ハンタンウイルス」治療薬を開発した経験から、新型コロナウイルの治療薬も開発している。「新型コロナウイルスの治療薬(siRNA)」で細胞および動物実験をした結果、治療効能が確認されたと、ADDは説明した。


申圭鎭 newjin@donga.com