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韓国軍、早期警戒管制機と白頭偵察機を追加導入

韓国軍、早期警戒管制機と白頭偵察機を追加導入

Posted June. 27, 2020 08:16,   

Updated June. 27, 2020 08:16

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北朝鮮全域の核とミサイル挑発に関する信号情報(SIGINT)を探知・分析する「白頭(ペクトゥ)偵察機」が追加導入される。

 

軍は26日、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官を中心に開かれた防衛事業推進委員会(防推委)で、2021~26年「白頭体系能力補強2次事業」を国内の研究開発で推進することを審議し、決定したことを明らかにした。約8700億ウォンの予算を投入し、現在の白頭偵察機より探知の性能が向上し、作戦時間も長くなった新機種を導入する。導入の台数は2機以上になるという。

白頭偵察機は、休戦ラインの北朝鮮軍の動きをはじめ、寧辺(ヨンビョン)や東倉里(トンチャンリ)など核・ミサイル施設から発信される電子・通信・計器情報を探知する。北朝鮮の軍事施設の無線通信を盗聴するほか、ミサイル基地のロケットエンジンの火炎も捉えることができるという。

また、防推委は21~27年に約1兆5900億ウォンを投入して空中早期警戒管制機2機を海外から追加購入する内容の「航空統制機2次事業」も議決した。「空の指揮所」と呼ばれる早期警戒管制機は、敵のミサイルや航空機など目標物を探知して軍を指揮統制する役割を遂行する。

空軍は現在、06年に米ボーイング社から導入した早期警戒管制機「E-737(ピースアイ)」4機を運用している。軍は、周辺国の脅威の増大と韓国防空識別圏(KADIZ)の拡張にともなう追加任務の遂行条件の確保、監視の空白の最小化に向けた戦力補強の次元だと説明した。


尹相虎 ysh1005@donga.com