Go to contents

与党が終戦宣言を再び推進、安保理に北朝鮮制裁緩和を要請へ

与党が終戦宣言を再び推進、安保理に北朝鮮制裁緩和を要請へ

Posted June. 26, 2020 08:48,   

Updated June. 26, 2020 08:48

한국어

北朝鮮が韓国への軍事行動計画を保留すると、与党「共に民主党」が「韓半島終戦宣言」再推進カードを持ち出した。国会外交統一委員長を務める同党の宋永吉(ソン・ヨンギル)議員は、さらに「国連安全保障理事会に北朝鮮制裁の緩和を要請する」と述べた。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が軍事行動を取り消したのではなく保留であるため、いつでも挑発再開の可能性がある状況で与党が安保問題に軽く対処しているという指摘もある。

 

同党の金太年(キム・テニョン)院内代表は25日、党の政策調整会議で、「韓半島終戦宣言を再び推進しなければならない」とし、「緊張対峙状態を終息させ、恒久的平和時代に転換するには終戦宣言は必須」と強調した。また、「正恩氏の軍事行動計画の保留は良い決定」とし、「ここで止まってはならず、再び板門店(パンムンジョム)宣言と平壌(ピョンヤン)共同宣言の精神を呼び起こし、南北間の疎通協力を再開しなければならない」と述べた。同党など汎与党議員173人は、「6・15共同宣言」20年を迎え、15日に「韓半島終戦宣言要求決議案」を発議した。

宋氏は25日、ラジオで、「国会外交統一委員長として国連安保理の北朝鮮制裁委員に会って、人道的支援など制裁の一部緩和を強く求める考えだ」とし、「一部の委員と電子メールやSNSで意見を交わしている」と述べた。

「南朝鮮当局の今後の態度と行動いかんによって北南関係の展望について見通せる」という金英哲(キム・ヨンチョル)党中央委員会副委員長の談話については、「北朝鮮に対する体制批判ビラの問題から解決しなければならない」とし、「脱北者団体のこのような行為を放置していたことに困惑する」と話した。


金志炫 jhk85@donga.com