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韓国造船受注のシェア、中国との格差縮まる

韓国造船受注のシェア、中国との格差縮まる

Posted June. 10, 2020 08:43,   

Updated June. 10, 2020 08:43

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先を行っていた中国の造船受注シェアが停滞して、それを追撃していた韓国との格差が大幅に縮小した。中国が自国物量を注ぎ込んで人為的に受注量を引き上げていた試みが限界に達したからだ。

9日、英造船海運市況分析機関・クラークソン・リサーチによると、先月、全世界の船舶発注量は計57万CGT(標準貨物船換算トン数)で、141万CGTを記録した前月より40%ほど減少した。国別では、先月、中国が27万CGT(13隻、47%)を受注し、韓国は23万CGT(8隻、40%)、日本は5万CGT(2隻、9%)を受注した。

今年の受注業績は、中国が世界トップを走っている。しかし、韓国と中国のシェア格差は徐々に減っている。1〜5月の国別累積受注業績は、中国が288万CGT、韓国が90万CGT、日本が49万CGTとなっている。4月の韓国と中国の月別受注シェアは55%ポイントまで差があったが、先月の月別受注シェアの差は7%ポイントまで減少した。これは、中国の自国発注量が大幅に減少したからだ。先月受注量の場合、韓国は4月と同じ水準を維持したが、中国は前月比73%激減した。特に先月、中国受注量の85%は自国発注量だったが、韓国はすべて欧州とアジアの国の船主から受注した物量だ。

これにより、業界では安定した受注をしている韓国が、下半期(7〜12月)に中国の受注量を上回ると見ている。韓国は最近、カタールと大規模な液化天然ガス(LNG)運搬船の建造スロット契約を交わし、ロシアとモザンビークでも韓国が強みを持つ大型LNG発注プロジェクトが予定されているからだ。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com