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慶州南山で仏像の頭を発見

Posted June. 04, 2020 08:28,   

Updated June. 04, 2020 08:28

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慶尚北道慶州市南山(キョンサンブクド、キョンジュシ、ナムサン)のヤクスゴク(薬水谷?)の石造如来坐像寺の跡地で、統一新羅時代の石仏坐像から落ちたものとみられる仏像の頭(仏頭)が発掘された。

文化財庁は、「慶州市が日本植民地時代の石造如来坐像の原位置を確認する過程で、坐像の頭と推定される仏頭を発見した」と3日明らかにした。調査当時、石造如来坐像は元の場所に運ばれていて、その横に仏像台座(仏像を置く台)の中台石と上台石が不安定な状態にさらされていたという。下台石も、元の位置から動いて、大きな岩の下に置かれていた。この岩の隣(西)で頭は地中に向かっていて、顔は西の方を眺める状態で発見され、顔の右側と耳の一部から金箔が観察されたと、文化財庁は明らかにした。

仏頭のそばから、眉間の間の白毫を飾っていた丸い水晶が分離されたまま発見された。小型ブロンズ塔と仏像も周辺から出土された。

頭が失われていた石造如来坐像は統一新羅後期の作品で、慶州石窟庵(ソクグルアム)本尊仏像のように降魔觸地印(左手のひらは伸ばして上に向けて丹田に上げ、右手は伸ばして膝の下の土地を指す姿の印象)をしている。統一新羅の石仏坐像の台座は、その多くが八角形であるのに比べ、この仏像の台座は四角である。慶州移車寺址(イゴサジ)の出土品として知られている大統領府の大統領官邸裏側の緑地園の慶州方形台座石坐像(宝物)と形式が同じである。発掘チームの関係者は、「二つの石仏坐像は、形と様式がほぼ同じの双子仏像だ」と語った。

今回発見された仏頭を通じて、統一新羅の石仏坐像と磨崖仏像の改金(仏像に金メッキを再度施すこと)と彩色をするかどうかをめぐって、学術議論が行われるとみられる。慶州市は、仏頭と石仏坐像を復元して、周辺を整備する方針だ。


趙鍾燁 jjj@donga.com