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イ・ジョンウン「険しい道を歩まなかったらLPGA新人王もなかった」

イ・ジョンウン「険しい道を歩まなかったらLPGA新人王もなかった」

Posted June. 03, 2020 08:46,   

Updated June. 03, 2020 08:46

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「もし、つらい、不確かな道を選んでいなかったら、全米女子オープンの優勝や新人王などはなかったかもしれない。容易い平坦な道でないかもしれないが、歩んでみる価値のない道はない。24年しか生きていない自分だが、随分前から学んだ教訓だ」

昨年、米女子ツアー(LPGA)で新人王に輝いた「ホット6」イ・ジョンウン(24=大方建設)がLPGAツアーのホームページに寄稿した英語のエッセイの最後の文章だ。2日に公開された「MY ROAD LESS TRAVELED」(まだ残っている私の道のり)と題したエッセイで、イ・ジョンウンは淡々と自身の人生について書き下ろした。

イ・ジョンウンは、「私は9歳でゴルフを始めた。生まれた時、父は生計を立てるためにトラックを運転していたが、私が4歳の時交通事故に遭った。その後、下半身を使えない障害を持つようになった」と告白した。その上で「当時、父は人生を諦めたかもしれないが、新しい環境に順応しながら家族のために最善を尽くそうと努めた」と感謝の気持ちを伝えた。父イ・ジョンホさんは、イ・ジョンウンが国内で活躍する時、直接障がい者向け車両を運転しながらドライバー役を買ってくれたし、障がい者卓球選手としても活躍した。

イ・ジョンウンは12歳でゴルフを辞めたことも公開した。「ゴルフが退屈に思えた。背中を押されて学ぶ気分だったし、やりたいことも沢山あった。その後3年間はゴルフを休んだ」。15歳で再びクラブを握ったのはティーチングプロになれば生活ができると考えたからだ。

10代半ばに人生の転機を迎えたと言う。「17歳の時、ソウルの有名な監督に学校とゴルフを両立できるゴルフアカデミー寮に入らないかと誘われた。両親と離れるのが嫌だったし、うまくできるだろうかと言う不安もあったけどやってみることにした」。慣れない環境への挑戦が今の自分を作ったという。

韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーで2度も賞金王に輝き、昨年はLPGAツアーにデビューし最高のルーキーに浮上した。


李憲宰 uni@donga.com