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メラニア訪韓時に夫人の接見室にかかっていたあの絵

メラニア訪韓時に夫人の接見室にかかっていたあの絵

Posted May. 22, 2020 07:58,   

Updated May. 22, 2020 07:58

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「2017年から済州島(チェジュド)に滞在しながら、毎日散歩する中文(チュンムン)通りと自宅から見える風景を絵に込めました」

2017年に梨花(イファ)女子大学で定年退職して「済州暮らし」を開始した韓国画家・金寶喜(キム・ボヒ、68)が、個展「Towards」のためにソウルを訪れた。ソウル鍾路区(チョンノグ)の錦湖(クムホ)美術館で開催される展示は、新作33点など未公開作36点とドローイング2点、代表作17点で構成されている。

キャンバス8点をつなぎ合わせたことで、高さが3メートル、幅が5メートルを超える大作「The Terrace」が目を引く。自分の庭から見た風景に想像力を加味した。14日、会場で会った作家は、「キャンバスごとに視点を異にしたので、元であれば、目に見えない青い海を加えた」と説明した。3階の展示場には、青い海と夕焼けの都市済州の断面を入れた。これに先立って、彼女の作品「向かって(Towards)」は、2017年11月にドナルド・トランプ米大統領夫妻が訪韓した際、大統領府の大統領夫人接見室にかかって注目を集めた。大統領府が三清洞(サムチョンドン)のギャラリーからレンタル後、とある所蔵家に売れたという。

ソウルにいるときより、一日がもっと早く過ぎるという彼女は、「いつも定着したかった済州島に苦労してやっと来たので、さらに熱心に作業に取り組みたい」と話した。展示は7月12日まで。


金民 kimmin@donga.com