Go to contents

コスピが一時2000ポイント突破、2ヵ月半ぶりの回復

コスピが一時2000ポイント突破、2ヵ月半ぶりの回復

Posted May. 22, 2020 07:53,   

Updated May. 22, 2020 07:53

한국어

総合株価指数(コスピ)が二ヶ月半ぶりに取引中2000ポイントを突破するなど、上昇を見せて5営業日連続で上昇した。新型コロナウイルス感染症のグローバルパンデミック(大流行)によって株価が下落し始めた後、初めてコスピが2000ポイントに達すると、金融市場が新型コロナウイルスの衝撃をある程度振り払ったという分析が出ている。

21日、コスピは取引中2000ポイントを行き来した末、前取引日より0.44%(8.67ポイント)高の1998.31で取引を終えた。コスピが取引中2000ポイントに達したのは3月6日(終値は2040.22)以降初めてだ。終値基準でも、この日以来最も高い。コスダック指数は前日より1.02%上がって、3営業日連続の上昇を見せた末、年中最高点である716.02で取引を終えた。

コスピは3月9日にマイナス4.19%の下落を皮切りに墜落し、3月19日は1457.64まで下がった。当時新型コロナウイルス拡散の懸念が高まったし、サウジアラビアとロシアの間の原油増産を巡る戦いの衝撃までが重なり、韓国をはじめ、米国、欧州など全世界の株式市場が落ち込んだ。

しかし、21日にコスピが取引中2000ポイントまで上昇して、新型コロナウイルスの拡散による証券市場の下落幅は相当部分回復した。米国でも、米ダウ指数が20日(現地時間)1.52%上がって、3月9日以前の水準まで回復した。日本の日経平均株価も19日に2万円台を回復して上昇を続けている。

コスピの上昇は、個人投資家たちがリードしている。個人投資家は21日、有価証券市場で約2910億ウォン分を買い越した。外国人投資家も同日、740億ウォン分を買い付けて3営業日連続で買い越しを続けた。機関は3900億ウォンを売った。

新型コロナウイルスの拡散による衝撃がピークを過ぎて、今後経済が悪化するよりは回復するだろうという楽観的な見通しが反映されたと解釈される。最近具体化されている新型コロナウイルスのワクチンと治療薬開発を巡る期待感も働いたとみられる。

証券業界では、米連邦準備制度(FRB)のゼロ金利政策を含めて、各国の中央銀行が膨大な資金を供給したことで流動性市場が演出された影響が大きいと見ている。韓国投資証券のユン・ヒド・リサーチセンター長は、「世界的に資金が供給されたが、投資するところがないので、株式市場に殺到している」とし、「第2四半期(4〜6月)の企業業績は第1四半期(1〜3月)より悪化すると予想されており、株価がさらに上がるよりはしばらく現在の水準にとどまるだろう」と展望した。


李建赫 gun@donga.com