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「普通のオプションをすべて入れても2000万ウォン」…小型SUVの「理由ある突風」

「普通のオプションをすべて入れても2000万ウォン」…小型SUVの「理由ある突風」

Posted May. 19, 2020 08:21,   

Updated May. 19, 2020 08:21

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結婚を控えた30代男性のクォンさんは、様々な車両登録料などの税金を含めて2000万ウォン程度で購入できる車について迷った末、小型スポーツ多目的車(SUV)に決めた。リーズナブルな価格で基本的な機能を揃えており、コストパフォーマンスが優れていると判断した。クォンさんは、「かなりのオプションを入れても2000万ウォンあれば十分なので、生涯初の車として選んだ」と話した。

今年に入って、価格と基本仕様を備えた小型SUVの突風が激しい。今年1〜4月の韓国国内自動車メーカー5社の自動車販売台数のうち15.5%はSUVだった。準大型乗用車の販売台数を抜いて1位となった。その中でも、小型SUVはSUV全体で38.1%を占めて、SUV部門で1位となった。業界では、最近個別消費税の引き下げで80万ウォン以上の割引効果まで加わり、2000万ウォン台で車を購入したい顧客が増えたためだという分析が出ている。

18日、自動車業界によると、2000万ウォンほどの予算で車を購入するためには、車両の基本的な販売価格(個別消費税引き下げ基準)と様々なオプション価格の合計が1900万ウォン以内でなければならない。取得・登録税や公債費、証紙代、プレート価格、託送費用など、120万ウォン前後の追加費用がかかるからだ。現代(ヒョンデ)自動車の場合、この範囲で購入可能な代表的な小型SUVは、ベニュースマートとモダンモデルがある。1500万ウォンから始まるベニュースマートは、400万ウォンの範囲内でオプションを追加で選択できる。中間グレードのモダンは、後側方衝突警告、後方交差衝突警告などが含まれているオプションを追加で選択しても1833万ウォンほどだ。

韓国GMのシボレー・ザ・ニュー・トラックスLSトリムは、個別消費税を適用すれば、販売価格が1748万〜1806万ウォンで、様々な登録費用を考慮しても、少なくとも70万ウォン以上の追加オプションの搭載が可能である。ルノー三星(サムスン)は、新型SUV・XM3の基本モデル1.6GTe・SEトリム(1719万ウォン)が可能である。様々な税金に初期保険料まで考慮しても、2000万ウォン弱だというのが、ルノー三星の説明だ。

双竜(サンヨン)自のベストセラーモデル・ティボリV:1は、スマートフォンとカーナビゲーションを接続できるスマートミラーリングオプションを入れても1858万ウォンで購入できる。2000万ウォンを少し超える線まで購入範囲を広げれば、韓国GMの新車・トレイルブレイザーと現代自のコナスマートを挙げることができる。

2000万ウォン台の車だからといって、様々な機能を除いたわけでもない。XM3は、電子式パーキングブレーキ、全席ワンタッチセーフティパワーウィンド、パドルシフト、LEDヘッドランプが標準装備だ。トレイルブレイザーは、電子制御システムが適用された最新のターボエンジンが基本であり、電動折りたたみ式サイドミラーのオプションを追加できる。自動車業界の関係者は、「2000万ウォン台なら、いわばオプションがほとんどない『缶カラ車(ノーオプションで、鉄の塊のような意から)』という先入観があるが、基本的な仕様が充実したうえ、個別消費税の引き下げで80万ウォン以上節約できるので、さらにオプションをつけることができる」とし、「高級オプションに拘らなければ、2000万ウォンで選択できるSUVが多い」と話した。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com