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トランプ氏、中国との関係断つ可能性示唆 中国が反発

トランプ氏、中国との関係断つ可能性示唆 中国が反発

Posted May. 16, 2020 08:55,   

Updated May. 16, 2020 08:55

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米国と中国の対立が激しさを増している。「中国とすべての関係を断つこともできる」というトランプ米大統領の発言に、中国メディアは「精神状態が異常」と非難した。米国が関係を断てば台湾を攻撃するという主張まで出てきた。米国は、米証券市場に上場された中国企業に照準を当てた。

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は15日、社説で、トランプ氏の発言を「正気ではない」と批判し、「中国は、科学技術や経済、人文・社会科学などの米中関係の核心分野で、実質的な『関係断絶』の準備をしなければならない」と主張した。

中国のグローバル・タイムズは、トランプ氏について「窮地に追い込まれた獣のようだ」、「正気ではない」と批判した。人民大学国際関係学院の金燦栄副院長は、「米国が一方的に関係を断つなら、中国は直ちに台湾を(武力)統一することができる。中国は米中関係を維持するために台湾問題を解決しなかった」と述べた。

トランプ氏は前日、FOXビジネスとのインタビューで、米証券市場に上場しようとする中国企業は、米国会計基準の採用を義務づける問題を精査していると明らかにした。ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックに上場されたが、米企業に適用される一般会計基準(GAAP)に従わない中国企業に対する制裁を検討できるという意味だ。半導体や医薬品などの生産・供給施設を米国に誘致して供給網から中国を除こうとする動きも進んでいる。

台湾や南シナ海でも米中の軍事緊張が強まり、偶発的衝突の危険が高まっている。米国は最近、南シナ海に相次いで軍艦や戦略爆撃機を送るなど、中国に対する軍事的圧力を強めていると、CNNが報じた。


尹完準 zeitung@donga.com · 朴湧 parky@donga.com