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韓国「5年契約を」、トランプ氏「13億ドルで1年契約」

韓国「5年契約を」、トランプ氏「13億ドルで1年契約」

Posted May. 15, 2020 08:38,   

Updated May. 15, 2020 08:38

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トランプ米大統領が韓国に対して、13億ドル(約1兆5918億ウォン)の在韓米軍駐留経費の負担を提案し、多年契約ではなく有効期限を1年に設定したことが分かった。これに先立ち韓国政府は、5年多年契約で最後の5年目に13億ドルを負担することを提案したが、トランプ氏はこのうち13億ドルだけに注目して今年から負担するよう逆提案したのだ。

14日、韓米交渉に詳しい米消息筋によると、韓国は今年の駐留経費の負担を「昨年(1兆389億ウォン)より13%引き上げ、5年間年7~8%の引き上げ率を適用する」案を提示し、両国の実務交渉団は3月末に暫定合意した。この場合、韓国の今年の負担額は約1兆1739億ウォンとなり、毎年7%台の引き上げ率を適用すれば最後の年の2024年には約13億ドルに迫る1兆5388億ウォンを負担することになる。

 

しかし、トランプ氏はこのような実務交渉の結果報告を受けた後、「最後の年だけ13億ドルではなく今年13億ドルを取れ」と指示したという。今年に前年より53%引き上げた負担を取りつけ、来年分は13億ドルをベースラインにして再び交渉するよう逆提案したのだ。

韓米実務交渉団が暫定合意した総額と年間引き上げ率は、在韓米軍の駐留経費負担に関する特別協定(SMA)を超える水準だった。単年契約だった第10回SMA(8.2%)を含め、韓国は第7回(2007年)6.6%、第8回(09年)2.5%、第9回(14年)5.8%など20000年代半ば以降10%未満の引き上げを維持してきた。今回は多年契約時の物価上昇率を引上げ率に適用しながらも、最大4%を超えないように定めた上限ラインをなくし、7%台の引上げ率を固定的に約束したことは異例だ。

康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は13日(現地時間)、ドイツの国際放送ドイチェ・ヴェレに出演し、SMA交渉について、「時間をかけてもっと努力すべきだが、合意に到達することを確信する」と述べた。


申나리 journari@donga.com · 韓基渽 record@donga.com