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コロナで賑わう登山路、一人かカップルの登山客が激増

コロナで賑わう登山路、一人かカップルの登山客が激増

Posted April. 25, 2020 08:14,   

Updated April. 25, 2020 08:14

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新型コロナウィルスの感染拡大でスポーツや屋内での文化活動が影響を受ける中、開かれた空間の山を訪れる人が大きく増えた。最近は一人かカップルでマスクをつけて山を登る登山客が目立って増えた。

以前は山岳会などの同好会が集団で山を登る人が多かった。しかし、感染拡大を受けて登山文化も変わりつつある。世界で初めてヒマラヤ16座を制覇した厳弘吉(オム・ホンギル)氏(60・写真)は、「特に予定がなければ午前中はソウルの牛耳洞(ウイドン)から北岳(プガク)山を登っているけど、いつもと違って若いカップルや一人で山を登る人が殆どだ。登山が社会歴距離を取るのにぴったりの余暇活動になっているようだ」と話した。

北岳山国立公園事務所によると、今年3月だけで北岳山を訪れた登山客(道峰山を入れて)は67万5900人に上る。昨年同期の47万7085人より20万人ほどが増えた。鶏龍(ケリョン)山も2月23日から今月19日まで35万9000人が訪れ、昨年同期より50%近く増えた。雉岳(チアク)山も前年比12万500人増加した。アウトドアブランド「ブラックヤク」の「韓国の100大名山完走プロジェクト」に参加し、登山した記録を残した人も昨年3月に比べて30%ほど増えた。登山客の増加とアウトドア登山用品の売上も回復に向かっている。

ソーシャルメディア(SNS)には若い登山客が山で撮った写真を投稿するのが流行っている。トップスター夫婦のチャ・インピョ氏とシン・エラ氏も3月に登山写真をSNSに数回投稿している。シン氏は、「毎日30分以上を歩くと免疫力アップにつながる。苦しい時期だけど、皆で歩きましょう」と登山の魅力を広めている。

登山客が増えてから環境部と国立公園公団は23日、「感染予防のための国立公園安全守則」をまとめホームページなどに公開した。登山客が集中しない時間に訪問し、頂上までの登山はできるだけ避けるよう呼びかけた。また周辺の登山客とは2メートル以上の距離を取り、休憩所など人が密集する場所に長く止まらないことを勧告した。北岳山と鶏龍山などには特別パトロールチームを作り、安全守則のPR活動を強化することにした。

厳弘吉氏は、「春の登山には低体温賞や転倒事故など危険要因が多い。感染拡大を防止するための政府の勧告事項を守りながら、個人の安全にも注意を払うべきだ」と呼びかけた。


兪載泳 elegant@donga.com