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中国武漢、コロナ死者の縮小疑惑が事実に

中国武漢、コロナ死者の縮小疑惑が事実に

Posted April. 18, 2020 08:09,   

Updated April. 18, 2020 08:09

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中国が新型コロナウイルス感染症の死者数を縮小してきたという疑惑が事実であることが明らかになった。中国の新華社通信によると、17日湖北省武漢市政府は、16日までに武漢の累計死者数は従来の公式発表より1290人多い3869人だと発表した。武漢市の累計感染者数は、従来より325人多い5万333人と発表した。

中国保健当局である国家衛生健康委員会(衛健委)が同日、2時間前に発表した16日までの武漢市の累計死者数は2579人だった。既存の公式累計死者の半分に相当する数字が今までの集計に含まれていないことになる。

武漢市当局は、市衛健委と疾病予防統制センター、公安(警察)などの複数の部門が病院、老人ホーム、葬儀情報システムなどを調査した。武漢市当局は、△新型コロナウイルス事態の初期患者の急増により患者が入院できないまま自宅で死亡し、△病院の過負荷による医療スタッフの遅延報告、報告漏れ、誤報現象が現われ、△死亡者情報が不正確で重複したり、誤って報告されたためだと説明した。しかし、当局が責任を回避したまま、死者数漏れの責任を現場の医療スタッフに押し付けたのではないかという批判が出た。

中国の新型コロナウイルス統計は、これまでずさんな集計と隠蔽疑惑で不信感が大きかった。中国メディア・財新は最近、公式死者数より少なくとも2倍も多い遺骨箱が運ばれたという疑惑を提起した。


尹完準 zeitung@donga.com