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コロナも止められなかったロビンソン追悼の熱気

コロナも止められなかったロビンソン追悼の熱気

Posted April. 17, 2020 08:28,   

Updated April. 17, 2020 08:28

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新型コロナウィルスもヒーローを追悼する熱気を止めることはできなかった。

毎年4月15日(現地時間)、メジャーリーグでは様々な「ジャッキー・ロビンソン・デイ」イベントが催された。メジャーリーグ初の黒人選手だったジャッキー・ロビンソンが1947年のこの日、初めてメジャーリーグ試合に出場したことを記念したもの。2009年から、全選手がこの日に行われる試合にロビンソンの背番号「42」をつけてプレーしている。人種差別に屈せず、立ち向かった故人の精神を称えるためだ。

新型コロナの影響でリーグ開幕が無期限延期となあり、試合はなかったが、この日様々な寄付活動が行われた。とくに、昨季を最後に引退を宣言したカーティス・グレンダーソン(39)は、4万2000枚の食事クーポンをコロナ・フードバンク・パートナーズに寄付した。グランダーソンは、ツイッターに「野球が中止されて寂しいけど、今日は野球よりもっと(意味が)大きい日だ」と投稿した。

ロビンソンの一代記を描いた映画の制作者も巨額を寄付する用意を示した。2013年に公開した映画「42」の制作者トーマス・タルが設立した「Tulco財団」は同日、420万ドル(約51億6000万ウォン)を寄付することにした。寄付金は感染拡大の被害を被っている米国内の黒人社会のために奉仕している医療団体のために使われる見通しだ。

ソーシャルメディア(SNS)などを通じて追悼のコメントを投稿するメジャーリーガーたちもいる。ロビンソンが活躍したロサンゼルス・ドジャース(当時はブルックリン・ドジャース)に今季に移籍した黒人投手デビッド・プライス(35)は、「ドジャースに移籍してから、この日だけを待ってきた」とした上で、「今は安全に自宅で待機しよう」と呼びかけた。また、ピッツバーグ・パイレーツの投手クリス・アーチャー、ニューヨーク・メッツの投手マーカス・ストローマンらもロビンソンを偲ぶコメントを投稿した。


姜泓求 windup@donga.com