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リーグ中止で自宅待機の選手たち、体重増加を恐れて食べ物と戦争中

リーグ中止で自宅待機の選手たち、体重増加を恐れて食べ物と戦争中

Posted April. 16, 2020 08:22,   

Updated April. 16, 2020 08:22

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「パンが入っている冷蔵庫に近づかないように努めているけど、簡単なことじゃないですね」

新型コロナウィルスが猛威を振るう中、スペイン・マドリードにある自宅でリハビリ中のエデン・アザール(29=レアル・マドリード)は最近、ベルギーのテレビ局RTBFとのインタビューで、体重管理の大変さを打ち明けた。

今オフにチェルシー(イングランド)からレアル・マドリードに移籍したアザールだが、加入時に太った体のことで自己管理に失敗していると批判された。アザールも「R・マドリード加入前に夏休みを過ごしながらチェルシーにいた時より体重が5キロ増えた」と認めていた。

今季は1得点に止まるなど振るわなかったアザールは、今年2月に腓骨を怪我して手術を受けてリハビリに励んている。体重増加で批判を浴びた経験があるため、再び太るのを避けようと努力している。アザールは、「食べ過ぎないように頑張っている」としながらも「トレーナーが家に来てもらえないので、テレビで指導を受けながらトレーニングをしている」と話した。

普段、鮮明に割れた腹筋を自慢していた選手たちも、リーグが中止している間に太ることを恐れている。イタリアリーグ・セリエAではユベントスのアーロン・ラムジー(30)が、「実戦に出ている時は自然と体重調整ができるけど、今は違う」と話した。クラブが提供したプログラムに従って体重を管理しているラムジーは、妻の料理は我慢できない誘惑だという。ラムジーは、「妻は料理を作るのが好きで、僕は妻の料理を食べるのが好きだ」とコメント。その上で「子供たちが食べるビスケットを持って来てティーと一緒にたべるのもなかなか止めにくい」と話した。

このため、いくつかのクラブは選手が自宅で食べる食事まで厳しく管理している。フランスのリーグウ・アンではASモナコのセスク・ファブレガス(33)が、スペイン紙マルカとのインタビューで「朝、昼、夜に自分が食べているものを撮影してクラブの栄養士に送っている。徹底した管理の中で生活している」と語った。

集団での練習が中断された欧州とは違い、韓国のKリーグは感染予防守則を守る中で練習を実施しながら開幕を待っているため、体重管理へのプレッシャーは少ない。Kリーグのあるクラブの関係者は、「チーム練習や紅白戦が行われているため、選手の体重が急激に増える可能性は大きくない。選手の体脂肪数値も随時チェックしている」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com