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ビル・ゲイツ氏、5年前の講演で「ウイルス大流行」を警告

ビル・ゲイツ氏、5年前の講演で「ウイルス大流行」を警告

Posted April. 15, 2020 08:02,   

Updated April. 15, 2020 08:02

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5年前に新型コロナウイルス感染症の事態を予見した人がいる?

新型コロナウイルス事態を事前に予想したようなビル・ゲイツ米マイクロソフト(MS)創業者(写真)の過去の発言が注目を集めている。彼は2015年、オンライン知識コンファレンス・テッド(TED)で、「今後数十年以内に1000万人以上を死なせるものがあるとするなら、それは戦争というよりは、高い伝染性のウイルス性疾患である確率が非常に高い」と語った。さらに「私たちは核兵器の抑止には膨大なお金を注ぎ込んだが、伝染病を防ぐシステムにはほとんど投資しなかった。次に迫る伝染病について私たちは準備ができていない」と付け加えた。

このような内容は、13日(現地時間)、米NBC放送の「エレン・デ・ツェナーラス・ショー」で司会者・デ・ツェナーラスがゲイツと画像インタビューをする際にスポットライトを受けた。デ・ツェナーラスは、「これ(新型コロナウイルス)を予見したことがあるが、あなたは準備ができていると思うか」と尋ねた。これに対してゲイツは、「当時、2015年の講演の目的は、政府が次の伝染病に備えたらという願いだった。現在、私たちの速度よりも診断や治療薬、さらにはワクチンも非常に迅速に確保する必要があるという意味だった」と答えた。ゲイツは、「95%以上の効能があるワクチンが開発されなければ、以前の日常に戻るのは容易ではないだろう。別の次の伝染病の可能性は無視せず準備するだろうと信じている」と強調した。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com