Go to contents

九老コールセンターの感染者、初の「労災」認定

九老コールセンターの感染者、初の「労災」認定

Posted April. 11, 2020 08:19,   

Updated April. 11, 2020 08:19

한국어

仕事中に新型コロナウイルス感染症にかかって、労災と認められた最初の事例が出てきた。10日、勤労福祉公団は、新型コロナウイルスの集団感染が発生したソウル九老区(クログ)コールセンターの職員Aさんの労災申請を承認したと発表した。Aさんは、先月10日に感染判定を受けて、20日公団に労災を申請した。

Aさんがコールセンターの従業員から感染したのかどうかなど、正確な感染経路はまだ明らかにされていない。しかし、公団は、「密集した空間で働く業務の特性上、飛沫などの感染リスクに繰り返してさらされた」として、Aさんの新型コロナウイルス感染が業務と関連があると判断した。労災認定に基づいてAさんは、新型コロナウイルスの治療によって働けなかった期間について、平均賃金の70%の休業給与を受けることになる。

感染経路の把握が困難な感染症の場合、労災認定に最大で6ヶ月の時間がかかる。しかし、公団は新型コロナウイルスの感染で労災を申請すれば、疫学調査の情報を活用して迅速に決定する方針だ。手続きも簡素化した。Aさんの場合、労災を認められるまで20日余りがかかった。現在まで新型コロナウイルス感染で労災を申請した件数は、Aさんを含めて4件である。


ソン・ヘミ記者 1am@donga.com