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金正恩氏が迫撃砲訓練を視察、3週間ぶりに軍事指導

金正恩氏が迫撃砲訓練を視察、3週間ぶりに軍事指導

Posted April. 11, 2020 08:11,   

Updated April. 11, 2020 08:11

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が迫撃砲訓練の指導を行ったと、労働新聞が10日付で報じた。韓国の総選挙事前投票日と北朝鮮の最高人民会議の開催日に合わせて約3週間ぶりに軍事指導を再開し、複合的なメッセージを出したとみえる。

同紙は、「(正恩氏が)人民軍軍団別の迫撃砲兵区分隊の砲射撃訓練を指導した」と報じた。先月21日の戦術誘導兵器示範射撃の視察後、軍事指導を再開したのだ。正恩氏は、「まるで砲弾に目がついているかのように目標に命中した。今日は実に気分の良い日だ」とし、「砲兵の戦闘準備にさらに拍車をかけなければならない」と述べた。正恩氏は、ベージュのハンチング帽と白のシャツを着用し、このような服装をよくした金日成(キム・イルソン)主席をまねたという分析も出ている。

正恩氏は、韓国で総選挙事前投票が始まった同日、対南メッセージは出さなかった。また、国会に当たる最高人民会議の開催当日に軍事指導の報道が出たことをめぐって、正恩氏が会議に参加しなかった可能性も提起された。ただし統一部は、「(正恩氏が)2013年、最高人民会議(出席)前日に戦略ロケット軍作戦会議に参加したことがある」と伝えた。


黃仁贊 hic@donga.com