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低姿勢の与野党、「第一党になるには2%不足」、「容易でない、助けてほしい」

低姿勢の与野党、「第一党になるには2%不足」、「容易でない、助けてほしい」

Posted April. 11, 2020 08:12,   

Updated April. 11, 2020 08:12

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事前投票が始まった10日、4・15総選挙前の最後の週末を控え、与党は「政府支持論」、野党は「政権審判論」を強調し、有権者の支持を訴える「泣訴戦略」を繰り広げた。与党「共に民主党」は「一党大勢論」を掲げながらも「まだ2%足りない」と訴え、野党「未来統合党」は黄教安(ファン・ギョアン)代表が地べたに膝をついて頭を下げ、「政府与党の暴走を牽制する力をください」と呼びかけた。

● 与党「過半数可能」から、一日で「2%不足」

 

9日までは「過半数を獲得する勝機をつかんだ」と自信を見せていた李海チャン(イ・ヘチャン)代表は、10日には低姿勢になった。李氏は、大田(テジョン)市党で開かれた選対委会議で、「安定した第一党になるにはまだ2%足りない。薄氷の地域が多い」とし、「『共に民主党』が第一党になってこそ国政が安定する。皆さんがもっと出て投票することを切に望む」と呼びかけた。そして、「文在寅(ムン・ジェイン)政府が上手くやっているので、野党が勝って国会が足を引っ張られてはならない」とし、「国会が政府とうまく協力して国政を安定させなければならない」と「政府支持論」を繰り返し強調した。

 

同党内部では、相次ぐ暴言をめぐって未来統合党の上昇の勢いが弱まったとみて、現在のムードが続くなら過半数の議席を確保できるという見方が次第に広がっている。しかし李根炯(イ・グンヒョン)戦略企画委員長は、既存の目標値である小選挙区「130議席+α(アルファ)」を維持し、消極的だ。李委員長は記者懇談会で、「145議席を上回ってこそ安定した第一党になれるが、(『共に市民党』との統合による)単独過半数は現実的に容易ではない」とし、「ムードが良いからと浮き足立ったり、私たちが上手くやって国民が評価したという姿勢や言動があってはならない」と強調した。

●地べたに膝をついて頭を下げた黄教安氏、「助けてください」

連日現政権に猛攻を浴びせている未来統合党の黄教安(ファン・ギョアン)代表は同日、「政府与党の暴走を牽制できる力をください」と訴えた。黄氏は、大学路(テハクロ)のマロニエ公園で記者会見を行い、「今日は率直な私の心情を告白しようと思う」とし、「国は日ごとに傾いているが、野党代表、院外政治家では限界があり、もどかしさを感じた」と告白した。そして、「総選挙で未来統合党にかける国民の期待は大きかったが、十分に応えることができず、他の既成政党との違いを出すために努力したが不十分だった」と述べた。党の候補らの相次ぐ暴言の影響で総選挙敗北の危機感が大きくなっているため、党代表が直接訴える戦略に出たのだ。

黄氏は、「このままでは容易ではない。巨大与党を牽制する力が不十分だ」とし、「国民の皆様に切にお願いする。政府与党の暴走を牽制できる力をください」と訴えた。また「国のために、鍾路(チョンロ)のために働く機会をください」とし、靴を脱いで両手を合わせた後、地べたに膝をついて頭を下げた。記者会見が終わった後、障害者差別撤廃連帯の会員が、「『口がきけない』発言を謝罪せよ」と抗議すると、黄氏は「お詫びする。必要なら再度謝罪する」と答えた。昨年8月、黄氏は文氏に対して、「北朝鮮の挑発には口のきけない人になってしまった」とし、障害者卑下用語を使ったという批判を受けた。

金鐘仁(キム・ジョンイン)総括選挙対策委員長も同日、政権審判論を継続し、「未来統合党が過半数の議席を獲得し、国の将来を新たに牽引することを望む」と述べた。金委員長は、京畿道東豆川(キョンギド・トンドゥチョン)での応援遊説で、「賢明な有権者の方々が、政府がこの3年間にした諸般の政策を認識し、審判することを確信する」と呼びかけた。

 


ユ・ソンヨル記者 ユン・ダビン記者 ryu@donga.com · empty@donga.com