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武漢の封鎖解除、感染再拡大に懸念

Posted April. 10, 2020 08:17,   

Updated April. 10, 2020 08:17

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中国政府が、湖北省武漢市の封鎖解除で8日だけで10万人以上が武漢を抜け出した後に、「無症状感染者による新型コロナウイルスの感染拡大の恐れがある」と明らかにした。

 

中国国務院は8日夜、ホームページに、無症状感染者の管理規則を発表し、「無症状感染者は感染力があり、感染拡大のリスクが存在する」と明らかにした。国務院は、「無症状感染者の検査と発見の強化」を強調し、「医療機関は無症状感染者を発見すれば2時間以内にネットで報告し、24時間以内に調査を完了すること」と指示した。中国保健当局はこれまで、無症状感染者の感染力は高くないという立場だった。

武漢の封鎖解除で少なくとも数十万人が武漢を抜け出し、新型コロナウイルス感染の再拡大に赤信号が灯った。広東省は今後数日間、約10万人が武漢から流入すると明らかにした。北京市は、武漢から約1万1千人が北京行きを計画していると把握した。中国国家衛生健康委員会によると、この9日間で中国内の新規感染者の65%が無症状で、このうち半数近くが湖北省で発生したことが確認された。

 

同委員会が無症状感染者の数値を公開し始めた先月31日から今月8日まで、無症状感染者数は657人にのぼる。同期間、無症状感染者と有症状感染者を合わせた感染者は1004人で、無症状感染者の割合は65%となった。このうち46%の303人は武漢など湖北省で発生した。


尹完準 zeitung@donga.com