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松坡区風納の生コン工場が歴史公園に変身

松坡区風納の生コン工場が歴史公園に変身

Posted March. 20, 2020 08:16,   

Updated March. 20, 2020 08:16

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三国時代の百済の土器や建物の跡地などから遺物が多数発見されたソウル松坡区風納洞(ソンパグ・プンナプドン)一帯に、かつての土城を復元し、生コンクリート工場の敷地に歴史公園を建設する事業が推進される。松坡区は、このような内容を盛り込んだ「2020年の風納洞土城復元・整備事業の実行計画」を19日発表した。

計画に基づいて、風納洞土城の西側の城壁がある三票(サムピョ)産業風納生コン工場の敷地を、2万1000平方メートル規模の歴史公園として造成する。昨年2月に最高裁が工場の強制収容を確定し、今年1月、松坡区は該当敷地の所有権を獲得した。松坡区は、城壁を復元する一方、遊歩道や運動施設などの住民利便施設を作る計画だ。2022年のオープンを目標にした現場博物館を作り、観覧コースも運営する。また、発掘現場をそのまま見せるドーム形の「遺構保護角」も造成する。

風納洞土城で2015年に発見された堀(敵のアクセスを防ぐための防御施設)を中心とした「堀公園」も作る。来年オープン予定の堀公園には、蓮の花がある淡水堀、花畑、公演舞台などが造成された。

風納洞は、1925年の大洪水時に百済の土器や建物の跡地、道路遺跡などが発見されたところだ。歴史学界を中心に、百済王城があったものと推定されるので保護しなければならないという主張が提起されてきた。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com