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軍のPCにセキュリティ問題... 北朝鮮のハッキングに無防備

軍のPCにセキュリティ問題... 北朝鮮のハッキングに無防備

Posted March. 20, 2020 08:17,   

Updated March. 20, 2020 08:17

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軍で使用するコンピュータ(PC)のセキュリティプログラム(TACS)に一時的にトラブルが生じるなど、運用上の問題が発生したことが確認された。2016年の軍内部のイントラネット(国防網)ハッキング事件の対策としてPCセキュリティ管理体系が構築されたが、不備があったのではないかという指摘が出ている。

19日、軍関係者よると、国防部は昨年12月から約2ヵ月間、全軍のPCにTACSを設置・運営してきた。TACSは個別セキュリティプログラムの機能を一つに統合する。

 

しかし、運用後、各軍でトラブルが相次いだ。PCが突然ダウンしたり、画面が「ブルースクリーン」に切り替わるアクシデントが起こった。また、文書が削除されたり、PCにログインできない状況も発生した。問題はセキュリティプログラムが稼動しない場合、北朝鮮のハッキングに軍情報が無防備になることだ。これに先立ち国防部は、2016年9月に軍インターネットとイントラネットがハッキングされた事件を北朝鮮の犯行であると結論を下している。この対策の一環として、PCセキュリティ管理体系が構築されたが、ここでも問題が発生したのだ。

軍は、ウィンドウ7をウィンドウ10にアップグレードしたことで、セキュリティプログラムとの互換に異常が発生したと見ている。さらに、セキュリティ管理体系の導入手続きに問題があったことも指摘されている。開発を担ったA業者は、開発評価、運用評価を一つに統合して評価を受けた。通常、ソフトウェア開発には2つの評価が別々になされる。


申圭鎭 newjin@donga.com