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勝機を固めたバイデン氏、10日のミシガンに向かって進撃

勝機を固めたバイデン氏、10日のミシガンに向かって進撃

Posted March. 06, 2020 07:44,   

Updated March. 06, 2020 07:44

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3日、米民主党の大統領選候補者選びの山場となる「スーパーチューズデー」で大勝を収めたジョー・バイデン前副大統領(78)が10日、「ミニスーパーチューズデー」で勝機固めに乗り明日。3日、予備選がカリフォルニア、テキサスなど14の地域で行われ、1週間後に7州同時に行われ、「ミニスーパーチューズデー」と名前がついた。

バイデン氏と争うバーニー・サンダース上院議員(79)は10日、ミシガン、ミシシッピ、ミズーリ、アイダホ、ワシントン、ノースダコタ、ハワイの予備選で対立する。特に、大統領選のたびに支持政党が変わるミシガン州が最大の激戦地に挙げられる。2016年の大統領選で、民主党のヒラリー・クリントン候補は、ミシガン州で共和党のトランプ候補に0.2ポイント遅れをとり、ミシガン州とホワイトハウスのトップの座を明け渡した。政権獲得を狙う民主党は11月の大統領選でミシガン州を奪還すると意気込んでいる。

人口996万人のミシガン州は白人74%、黒人14%、ラテン系5%。バイデン氏は、白人中産層、黒人、高齢層の指示を受け、サンダース氏はラテン系、低所得層の指示を受けている。人口構成上、バイデン氏が少し有利とみられている。FOXニュースは、「『スーパーチューズデー』で敗北したサンダース氏がミシガン州まで失えば致命傷になるだろう」と指摘した。

しかし、バイデン氏の陣営が、ただお祭りムードというわけではない。老獪なイメージ、一人息子のハンター氏のウクライナ疑惑に関与した疑いのほかにも、度重なる失言が足を引っ張っている。バイデン氏は最近、夫人のジル氏を「私の妹」、「スーパーチューズデー」を「スーパーサーズデー」と言って論議を呼んだ。3日、予備選会場では、妨害屋が遊説舞台に乱入したにもかかわらず何の対処もできず、ジル氏が出てもみ合いになって事態を収拾した。

与党共和党はバイデン氏への攻撃を強化している。トランプ大統領は、自分より4歳年上のバイデン氏の年齢を取り上げ、「養老院に行け」と嘲弄した。バイデン氏の失言リストを集めてツイッターに投稿もした。上院国土安保委員会委員長のロン・ジョンソン議員も4日、「1、2ヵ月中に、ハンター氏とウクライナのガス会社ブリスマ・ホールディングスの癒着に対する臨時調査報告を発表する」と明らかにした。ただし、バイデン父子の不正疑惑を取り上げれば、トランプ氏がウクライナにバイデン氏の捜査を迫ったことも再び登場するため、共和党の自縄自縛という見方もある。

焦るサンダース氏側は、路線が似ているエリザベス・ウォーレン上院議員の予備選の撤退と支持表明を期待している。サンダース氏は4日、「ウォーレン氏と電話で話したが、辞退についてのメッセージはなかった」と明らかにした。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 チョン・ミギョン記者 lightee@donga.com · mickey@donga.com