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韓米合同演習の延期に続き、海外派兵部隊の交代にも支障

韓米合同演習の延期に続き、海外派兵部隊の交代にも支障

Posted March. 05, 2020 08:41,   

Updated March. 05, 2020 08:41

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で、アフリカの南スーダンで任務を遂行しているハンビット部隊の交代時期の遅延が予想されている。今月、韓米合同軍事演習が感染症の拡大で無期限延期になったのに続き、新型コロナが海外派兵にまで影響を及ぼしている。

 

4日、政府消息筋によると、大統領府は最近、新型コロナの感染拡大を考慮し、ハンビット部隊第11陣の交代時期を1ヵ月ほど延期するよう国防部に指示した。これを受けて軍は、具体的な延期の日程を検討しているという。ハンビット部隊第12陣は当初、9日と23日の2回に分けて南スーダンに出発し、第11陣と交代する予定だった。これに先立ち、1月に編成された約300人の第12陣の将兵は、仁川・桂陽区(インチョン・ケヤンク)の国際平和支援団で、8週間にわたって事前準備訓練を受けた。これまでハンビット部隊は、国連平和維持軍(PKF)で2013年から8ヵ月単位で交代し、現地で再建任務を遂行してきた。

 

交代遅延の背景には、新型コロナの感染拡大と他国の将兵との接触が頻繁な派兵の特性が考慮されたという。韓国人の入国を禁止する国が増える状況で、他国の軍が韓国将兵を問題視する可能性があるという見方もある。これに対して軍は、南スーダンに行っている第11陣の将兵のうち転役を控えた兵士の問題と交代遅延で発生する追加費用などを考慮して、第12陣との交代時期を再検討するという。

新型コロナの流行が長期化する場合、別の派兵部隊の交代日程も影響を受ける可能性がある。アーク部隊(アラブ首長国連邦)は6月、清海(チョンヘ)部隊(アデン湾)は7月、東明(ドンミョン)部隊(レバノン)は8月に1ヵ月間隔で交代が予定されている。


申圭鎭 newjin@donga.com