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柳賢振、初めて打者役を立たせて投球

Posted February. 21, 2020 08:39,   

Updated February. 21, 2020 08:39

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「モンスター投手」が「怪獣の子供」に遭うと何が起きるだろうか。

メジャーリーグ、トロント・ブルージェイズの新エースに位置付けられている「コリアンモンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン=33)がチーム内最高の有望株に挙げられるブラジミール・ゲレーロジュニア(21・写真)と初めて対決した。20日、米国フロリダ州のダニーデンにあるTDボールパーク近くの練習場で行われたスプリングキャンプだった。

柳賢振は同日、初めて打者役を立たせて投球練習をした。実際に試合に入る前に打者役を打席に立たせて実戦のように投げる練習だ。

エースの投球練習は、チャーリー・モントーヨ監督はじめ多くのコーチが見守った。ブルペンで25球を投げてマウンドに上がった柳賢振は手オスカー・ヘルナンデス、ランドル・グリチャック、ルーベン・テハダ、ゲレーロジュニアらを相手に25球を投げた。

ハイライトは、断然柳賢振とゲレーロジュニアとの対決だった。下レードジュニアは「怪獣」の異名で一時代を風靡した巨砲ブラディミール・ゲレーロの息子だ。現役時代に449本塁打を放ったゲレーロは、良いボール悪いボールを選ばず大型本塁打を放った。

父のDNAをそのまま受け継いだゲレーロジュニアはメジャーリーグにデビューした昨年、5本塁打を放ち次世代の本塁打打者としての可能性を見せつけた。オールスターゲームの本塁打ダービーでも91本を放ち、怪力を発揮した。

柳賢振の第1球にゲレーロジュニアは空振りした。柳賢振は初球からトレードマークのチェンジアップを投げた。直球のように飛んできてはスッと沈むボールに大きく空振りした。その後も、ゲレーロジュニアは、なかなか柳賢振のボールをバットの芯に当てることができなかった。芯を外したフライボールやファールが続いた。自分の番を終えたゲレーロジュニアは、苦笑いを見せながら打席を離れた。

セントルイス時代に柳賢振と対決した経験のあるグリチャックも柳賢振の投球に親指を立てて見せた。グリチャックは、「僕にはチェンジアップ、カーブ、ファストボールを混ぜて投げた。投げ方が分かる選手だ。どんなカウントでもカーブやチェンジアップでストライクを投げられる」と称えた。

4人の打者を相手25球を投げた柳賢振はブルペンで10球をもっと投げて練習を終えた。全部で60球を投げた柳賢振は、「スプリングキャンプが終わる頃には投球数を80まで増やす」と言い、「今日はチームメイトの打者の体に当たらないよう気を使った」と加えた。

柳賢振は、もう一度打者役を立たせての投球練習をこなした後、オープン戦に登板する。トロントの今年初のオープン戦は23日に予定されている。


李憲宰 uni@donga.com