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世界モバイル見本市MWCを33年ぶりに初めてキャンセル

世界モバイル見本市MWCを33年ぶりに初めてキャンセル

Posted February. 14, 2020 08:14,   

Updated February. 14, 2020 08:14

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今月末にスペインのバルセロナで開催される予定だった世界最大のモバイル関連見本市であるMWC2020が、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の懸念のために、急きょキャンセルとなった。行事が事前にキャンセルされたのは、1987年の初開催以来33年の歴史の中で初めてのことだ。

12日(現地時間)、ロイターなどの外信によると、今月24日から27日までと予定されていたMWC2020は、主催側の世界移動体通信事業者協会(GSMA)の決定によって開催しないことになった。同日、ジョン・ホフマンGSMA会長は声明で、「新型コロナで国際的な懸念がある中、GSMAは行事を維持できなくなった。バルセロナと開催国スペインの安全を考慮して、MWC2020を取り消す」と明らかにした。

各国情報通信技術(ICT)企業と観覧客10万人が集まるMWCは、毎年ファーウェイなどの中国ICT企業が大勢参加するが、今年は新型コロナの発祥地として挙げられ、各国から懸念が提起されてきた。これに先立ってLG電子とエリクソン、NVIDIA、アマゾン、ソニーなどが既に不参加の意思を明らかにし、他の国内外企業も予定されていた懇談会をキャンセルしたり、展示規模を最小化するなど、萎縮した雰囲気が続いた。

一方、13日、国内モバイル通信3社も、今月27日に予定されていたギャラクシーS20の事前開通日に合わせた発売イベントを行わないことにした。一般的に3社は、新作フラッグシップスマートフォンが出たら、事前開通日に合わせて芸能人や一般市民の加入者などを招いて開通行事を開き、様々なイベントを行ってきた。通信業界の関係者は、「新型コロナ関連の懸念が大きい状況で、現場でのイベントを行うのは無理だと判断しており、発売マーケティングはオンラインで主に行うことになるだろう」と語った。


郭道英 now@donga.com