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WHO「前例のない拡散」国際緊急事態を宣言

WHO「前例のない拡散」国際緊急事態を宣言

Posted February. 01, 2020 08:25,   

Updated February. 03, 2020 08:25

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世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)について、「国際的な公衆衛生の緊急事態(PHEIC)」を宣言した。WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は先月30日(現地時間)、武漢肺炎について、「この数週間、かつては知らなかった病原体の出現を目撃し、前例のない発症へと拡大した」と述べた。ただ、緊急事態の宣言は、「中国内での発生のためではなく、他の国で起きていることのためだ」とし、「(中国との)交易と旅行を妨害する措置を取る理由はない」と主張した。

中国内における武漢肺炎の感染確定患者と死亡者数は共に、1日当たりの最大値で増加しており、拡散速度が速くなっている。中国内の確定患者は9692人で、前日より1866人が増え、死者は213人で43人が増えた。全世界の確定患者数は9831人で、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の時の全世界の患者数である8098人を超えた。中国では武漢肺炎の「空気感染」の可能性まで持ち上がっている。中国疾病予防管理センター(CDC)の吳尊友首席専門家は、国営中国中央テレビ(CCTV)とのインタビューで、「武漢肺炎は、SARSと相当違っており、インフルエンザの伝播パターンとはるかに似ている」とし、「武漢肺炎の感染者が(特定の)閉鎖空間で空気中に残した飛沫(分泌物)やエアロゾル(微細な固体粒子や水滴)を他の人が吸い込んで、感染源のない感染を起こすことを調査過程で発見した」と語った。


尹完準 zeitung@donga.com