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キム・ハクボム監督「韓国選手はみなWC候補」

キム・ハクボム監督「韓国選手はみなWC候補」

Posted January. 29, 2020 07:22,   

Updated January. 29, 2020 07:22

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「我が国の選手は、みんなワイルドカード(WC)候補に当たります」

アジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権(東京五輪最終予選)で史上初の優勝と9大会連続の五輪出場を果たしたキム・ハクボム監督(60)は、WC構想について、こう語った。

28日、優勝カップを持って選手団とともに凱旋したキム監督は、仁川(インチョン)国際空港で開かれた記者会見で、「4月20日の組み合わせ抽選会以降にWCのイメージが浮かび上がると思う。グループリーグの相手を分析した上で、どのポジションにWCが必要かを検討したい」と話した。

五輪本大会の最終メンバーは18人で、予選(23人)より少ない。本大会参加国はU-23の年齢制限を受けないWCを最大3人まで代表メンバーに選出して戦力を強化することができる。サッカー界ではMF権昶勳(クォン・チャンフン=26、フライブルク)、DFチョン・スンヒョン(26=蔚山)らが候補に取り沙汰されている。

2年前のジャカルタ・パレンバン・アジア大会での金メダル獲得に貢献したWC(孫興民、黄義助、チョ・ヒョンウ)をWCに抜擢するかどうかにも注目が集まる。キム監督は、「韓国選手は、みんなが(WC)含まれる。だが、今のU-23代表チームにも良い選手が多くいるので、熟慮して決めたい」と答えた。五輪は国際サッカー連盟(FIFA)がクラブに対して選手派遣を義務付けた 大会でないため、欧州組などを招集するためには、それぞれの選手が所属するクラブの同意がなければならない。

2012年ロンドン五輪(銅メダル)以上の成績を目指しているキム監督は、現在のU-23代表メンバーに「所属クラブに戻って、ケガしないで多くの試合でプレーできると嬉しい」と注文した。代表チームがローテーションシステムの中でも安定した競技力を維持し、全勝(6勝)で優勝した秘訣の一つには、「22歳以下選手の義務出場規定」(試合エントリーに22歳以下の選手2人を含ませ、そのうち1人以上の先発出場の義務付けたルール)に従って、所属クラブでコンスタントに試合に出て体力と試合感覚を磨いたKリーガーたちがいたからだ。

しかし、優勝の立役者イ・ドンギョン(蔚山=2ゴール)、イ・ドンジュン(釜山=2ゴール)、チョン・テウクとキム・デウォン(以上大邱=1ゴール)ら1997年生まれの若手たちは、今年は23歳になり、義務出場規定の対象ではなくなる。所属クラブの先輩たちと過酷な主力争いを勝ち抜かなければならない。AFC・U-23選手権のMVPに選ばれた守備的MFウォン・ドゥジェ(23=蔚山)は、「U-23代表チームの中でも継続して同僚たちと(主力)競争をしてきた。所属クラブでも競争を通じて成長できれば、五輪舞台に立てると思う」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com