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「ネパールの雪崩」で行方不明の4人、天候悪化で捜索が難航

「ネパールの雪崩」で行方不明の4人、天候悪化で捜索が難航

Posted January. 20, 2020 08:53,   

Updated January. 20, 2020 08:53

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ネパールにボランティア活動のために行った韓国人教師4人が、ヒマラヤで雪崩に巻き込まれて行方不明になった。地元警察などが捜索に乗り出したが、気象悪化で苦労している。

忠南(チュンナム)教育庁は、イ某氏(56)などの所属教師4人が17日午前10時半ごろ(現地時間・推定)、海抜3200メートルのデウラリからヒマラヤロッジ(山小屋)に降りてくる途中、突然雪崩に巻き込まれて行方不明になったと、19日明らかにした。ローカルガイド2人も一緒に行方不明となった。やや距離を置いて後に従っていた同行教師5人は、無事避難した。

教育庁によると、イ氏などは13日、教育ボランティア活動のために出国したが、週末を迎えて、ヒマラヤ観光に出た。アンナプルナベースキャンプ(4130メートル)まで上がるコースだったが、当日大雪となり、トレッキングを中止して降りてくる途中に事故に遭った。とあるトレッキング会社の代表は、「当時、周辺の他のトレッキングチームは雪がたくさん降ったので、ほとんど宿にとどまっていた」と話した。

駐ネパール韓国大使館は18日から、ネパール警察と緊急救助チームを作って捜索に乗り出したが、今も強風と大雪が止んでいない。外交部は18日、行方不明者の家族と一緒に緊急対策チームを現地に派遣した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日、ツイッターに「迅速な救助を国民とともに切に祈る。事故収拾が終わるその瞬間まで、ネパール政府と緊密に協力して、捜索と救助に最善を尽くしたい」と述べた。


趙健熙 becom@donga.com · 池明勳 mhjee@donga.com