朴仁妃、ＬＰＧＡの「この１０年間で最高の選手」投票で１位に

異変はなかった。最高の選手を選ぶファンの選択も、やっぱり朴仁妃（パク・インビ＝３２、ＫＢ金融グループ）だった。

「ゴルフ女帝」朴仁妃が米女子ツアー（ＬＰＧＡ）が実施した「この１０年間で最高選手」を選ぶファン投票で１位になった。

ＬＰＧＡツアーは１１日、「ここ１０年間の最高選手を選ぶファン投票の決勝で朴仁妃がブルック・ヘンダーソン（カナダ）を相手に５３％を得票した」と発表した。ＬＰＧＡツアーは昨年末からホームページと各種ソーシャルメディアを通じて、「ここ１０年間の最高選手」を選ぶファン投票を実施した。投票は、１６人の絞られた候補を対象に、ファンがトーナメント方式で投票を行い、最後の一人を選出する方式で行われた。

ここ１０年間の成績を見ると、朴仁妃に太刀打ちできる相手はいなかった。２０１０年から２０１９年までの１０年間、ＬＰＧＡツアーで実に１８勝を挙げた。そのうちメジャー戦優勝は６度もあった。２０１３年には序盤のメジャー戦３大会を相次いで制した。

同期間、キャリアグランドスラム（４大メジャー戦の優勝）を達成した朴仁妃は２０１６年のリオデジャネイロ五輪でも金メダルを獲得し、「ゴルフキャリアグランドスラム」の偉業まで成し遂げた。同年、朴仁妃は２８歳でＬＰＧＡツアー殿堂入りを果たした。

女子ゴルフの生きる伝説、アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）も最近、ＬＰＧＡツアーのインタビューで「この１０年間で最高の選手を選ぶとしたら１位は朴仁妃、２位も朴仁妃」と絶賛した。

トップシードをもらった朴仁妃は１回戦でミシェル・ウィ―（米国）を無難に制した。ヤマ場は準々決勝で対決した朴城炫（パク・ソンヒョン）との一戦だった。朴仁妃は確実なファンダムを保有している朴城炫を相手に２９票を得て僅差で勝利し、準決勝に進出した。準決勝では５４％を得票し、リディア・コ（ニュージーランド）を押さえた。


李憲宰 uni@donga.com