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トランプ氏の上院弾劾案採決を控え、ポンペオ国務長官がウクライ訪問

トランプ氏の上院弾劾案採決を控え、ポンペオ国務長官がウクライ訪問

Posted January. 01, 2020 07:54,   

Updated January. 01, 2020 07:54

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「ウクライナ疑惑」に触発されたトランプ米大統領の弾劾訴追の決議案が上院の採決を控えた敏感な時に、ポンペオ米国務長官がウクライナを訪問すると、米紙ワシントン・ポストが31日付で報じた。

米国務省は昨年12月30日、ポンペオ氏が今月3日から7日まで、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタン、キプロスを歴訪すると明らかにした。これは、トランプ氏の弾劾訴追決議案発議後、最高位の閣僚がウクライナを訪問すると、米CNNは伝えた。

ポンペオ氏は今回の歴訪で、ウクライナのゼレンスキー大統領のほかに外相、国防相らと会う予定だ。ポンペオ氏は、「ウクライナの主権と領土保全に対する米国の意思を再確認するだろう」と述べたと、米紙ニューヨーク・タイムズは伝えた。国務省は、ポンペオ氏が今回の訪問でバイデン前副大統領と息子ハンター氏に対するウクライナ当局の調査について言及する可能性も完全に否定しなかったと、CNNは伝えた。

ウクライナとトランプ氏の関係に触発された弾劾訴追決議案が上院の審判だけを残した状況で、ウクライナ疑惑の当事者であるポンペオ氏がウクライナを訪問するのは、時期が微妙だという指摘が出ている。米政治メディア「ポリティコ」は、クリスマスから新年までの連休が終わり、上院の弾劾審判が再び始まる3日にポンペオ氏とゼレンスキー氏の会談が予定されていることは意味深いと分析した。

一方、ポンペオ氏は30日、「フォックス・アンド・フレンド」とのインタビューで、「ずっとトランプ政権の国務長官として仕事をしたい」とし、上院出馬説を否定した。そして、「何度も話してきたが、トランプ大統領が私がこのポストで奉仕することを望むまで仕事をする。しなければならないことがある」と付け加えた。

ポンペオ氏は2011~17年、カンザス州下院議員を務めた。競争力のある候補を望む共和党内部では、ポンペオ氏が来年カンザス州連邦上院議員に出馬すべきだという声が強まっている。トランプ氏も昨年11月22日、FOXニュースとのインタビューで、「もし議席を失う可能性があるなら、(ポンペオ氏が)出馬することで大勝を収めるだろう」と話した。

ただし、上院出馬の可能性を排除するという意味かと問われ、ポンペオ氏も、「私は人生が全く期待していない方向に向かうケースを見てきた」とし、発言を控えた。ポンペオ氏は12月24日、自身のツイッターに、半ズボンの上に雪だるまの形のエプロンをつけて台所仕事をする写真など、業務とは関係のない4件の投稿をした。出馬を控えて有権者との意思疎通を強化する戦略だと、CNNは伝えた。

 


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com