Go to contents

中国、長征5号発射に成功…来年には火星探査

中国、長征5号発射に成功…来年には火星探査

Posted December. 30, 2019 08:08,   

Updated December. 30, 2019 08:08

한국어

中国が宇宙ステーション、火星探査船、月探査船など「宇宙崛起」の3大プロジェクトを遂行する推進体を確保した。

 

中国国営新華社通信は27日夜、中国南部の海南島の文昌宇宙発射センターで、運搬ロケット「長征5号遥3」の発射に成功したと明らかにした。長征5号に搭載された衛星は、30分後に軌道に進入した。中国は2016年11月と17年7月の2回、長征5号の発射を試みたが、エンジン問題などで失敗した。

長征5号の発射の成功が注目される理由は、この運搬ロケットが米国を追撃する中国の宇宙競争で核心的な役割を果たすと予想されるためだ。中国は2022年に運営を始めると、目標を立て、軌道宇宙ステーションである天宮の核心モジュールである天和を来年に初めて発射する計画だ。また、月で土壌を採取して地球に持ってくる帰還探査船「嫦娥5号」を打ち上げる予定だ。地球と火星の間の距離が最も近づく来年7月初めに、無人の火星探査船である「火星1号」を発射するという目標を持っている。この時を逃せば、火星探査船の発射のためにさらに2年待たなければならない。この3つの宇宙発射プロジェクトは超大型運搬ロケットの長征5号がなければ不可能だ。

 

大きな図体のため別名でも呼ばれる長征5号は、中国で最大の運搬ロケットだ。高さが20階建建物の高さに達する57メートル。直径は5メートル、重さは870トンだ。液体燃料を使う。

米国も来年7月、火星探査船「マーズ2020」を発射する予定なので、火星探査をめぐる米中の競争が熱くなるものと予想される。


尹完準 zeitung@donga.com