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ストラスバーグの超大型契約を取り付けたボラス氏、柳賢振の契約に期待感高まる

ストラスバーグの超大型契約を取り付けたボラス氏、柳賢振の契約に期待感高まる

Posted December. 11, 2019 08:28,   

Updated December. 11, 2019 08:28

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メジャーリーグの自由契約選手(FA)市場の大物の一人に挙げられるスティーブン・ストラスバーグ(31)が、ワシントン・ナショナルズのユニフォームを着続けることになった。ワシントンは、ストラスバーグにこれまでFA投手に提示した金額では最高額を示し、獲得に成功した。

メジャーリーグの公式ホームページ(MLB.com)はじめ米国のメディアは10日、「ワシントンがサンディエゴで開かれたウィンターミーティングでストラスバーグ側と契約に合意した。契約の規模は7年2億4500万ドル(約2918億ウォン)」と報じた。2019年に18勝6敗、防御率3.32を記録し、ポストシーズンでワシントンに史上初のワールドシリーズ(WS)優勝をもたらしたストラスバーグは、シーズン終了後、「4年1億ドル」という残りの契約を放棄し、オプトアウトを宣言。FA市場に飛び込んで、このような結果を手にした。

ストラスバークの契約は、既存の投手たちがFA市場で結んだ総額、平均年俸額の記録を全て更新した「超大型」契約だ。総額基準で以前の最高は、2015年以降ではデビット・プライス(24)がボストンと結んだ2億1700万ドル(7年)、年平均の最高額はザック・グレインキーが2015年シーズン終了後にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと6年2億650万ドルの契約を結んで記録した年平均3440万ドルだが、ストラスバーグはこれらを全て超えた。ストラスバーグの平均年俸は3500万ドルだ。

しかし、ストラスバーグは始まりに過ぎないとみられている。30代になったストラスバーグが投手の長期契約に消極的な最近のメジャーリーグのFA市場の流れを覆し、予想を破る巨額契約が相次ぐ可能性が高まった。

最も注目されるのはゲリット・コール(29)。地元メディアは、ストラスバーグの記録はコールによってすぐ破られる可能性が高いとみている。WSは準優勝に止まったが、ヒューストン・アストロズのエースとして活躍したコールも20勝5敗、防御率2.50と大活躍した。「本塁打時代」と呼ばれるメジャーリーグの「投低打高」傾向が著しい中でも326奪三振(両リーグ1位)を記録し、パワーヒッターたちを力づくでねじ伏せる印象的な投球を見せた。コールはニューヨーク・ヤンキースからストラスバーグと同等の条件を提示されたが、すぐ受け入れなかったという地元メディアの報道もある。

打率.319、34本塁打、126打点でストラスバーグとワシントンの優勝に貢献した三塁手アンソニー・レンドン(29)の契約もまだ発表されていない。レンドンはFA市場に出た野手の中では不動のナンバーワンに挙げられる。

主要FAたちも、当初の予想を上回る条件で次々と契約を結んでおり、新天地を探している柳賢振(リュ・ヒョンジン=32)にも有利な材料になりそうだ。2019年に柳賢振(14勝5敗、防御率2.32)に比べて振るわなかったザック・ウィーラー(29=11勝8敗、防御率3.96)は5年1億1800万ドルでフィラデルフィア・フィリーズと契約した。マイク・ムスターカス(31)もシンシナティ・レッズと4年6400万ドルの契約を結んだ。今季にムスターカスが挙げた成績は、打率.254、35本塁打、87打点と成績に比べて契約内容は型破りだという評価を受けている。ストラスバーグ、ムスターカスの代理人は、いずれも柳賢振と同じスコット・ボラス氏だ。ボラス氏の「黄金の手」が、今は柳賢振の契約を手掛けようとしている。


金培中 wanted@donga.com