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働くママの95%が「退職を悩んでいる」、最大のヤマ場は「子供の小学校入学」

働くママの95%が「退職を悩んでいる」、最大のヤマ場は「子供の小学校入学」

Posted December. 09, 2019 07:53,   

Updated December. 09, 2019 07:53

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来年3月に子供の小学校入学を控えている「働くママ」のイ某氏(37)は、初めて退職について悩んでいる。退社時間まで安心して子供を預けられる保育園、幼稚園のおかげで、やっと会社生活ができたが、午後1時前後の小学校1年生の下校時間は、対処方法があまりないからだ。「幼稚園のころは、それでも何とかなりました。下校が速くなるのに、むやみに複数の塾ばかり通わせることもできないし、ヘルパーの費用も負担になるので、到底答えが出ません」

仕事と子育てを両立させている働くママ10人中9人以上が、退職について悩んだことがあることが分かった。特に最大の山場は、子供が小学校に入学した時だった。KB金融経営研究所は、高校生以下の子供を持つ女性2000人を対象に行ったオンラインでのアンケート調査の結果をもとに、8日「2019韓国の働くママに関する報告書」を発表した。

報告書によれば、働くママの95%は、退職について悩んだ経験があると明らかにした。仕事をやめようかと悩んだ時期を尋ねたところ、小学生の子供を持つ働くママの50.5%(1、2順位の回答の合計)が、「子どもが小学校に入学した時」を挙げた。出産(42%)や子供が保育園に行ったとき(38.9%)よりも高い数値だ。中高生の子供を持つ働くママも、最も多い39.8%が子どもの小学校入学を退職悩みが多かった時期に挙げた。子供が小学校に通い始めと、親が気を配らなければならない宿題や持ち物、保護者会などが急に増えたからとみられる。

退職の危機の働くママに手を差し伸ばしたのは家族だった。退職を悩んでいた時期の対処方法として、34.3%が「親の支援」を、20.1%は兄弟姉妹などの「両親外の家族の支援」を挙げた。私教育機関(7.4%)や放課後学童保育(7.0%)、子育て・家事ヘルパー(6.8%)を活用したケースも少なくなかった。

また、家庭や職場でのことをこなすために時間が足りず、働くママが本人のために使う余裕時間は1日24時間中平均1時間51分に過ぎなかった。専業主婦(3時間50分)の半分ぐらいだ。

ただ週52時間勤務制の導入は、前向きに評価した。家族と一緒に過ごす時間が増えたり(31.0%)、家族と夕食が一緒にできて(20.6%)、夜勤・休日勤務が減った(16.1%)という。


チャン・ユンジョン記者 yunjung@donga.com