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文大統領「子どもを交渉カードに使うのか」、韓国党のフィリバスターを批判

文大統領「子どもを交渉カードに使うのか」、韓国党のフィリバスターを批判

Posted December. 03, 2019 07:37,   

Updated December. 03, 2019 07:37

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、「国民の生活より政争を前面に出し、国民より党利党略を優先する誤った政治が正常な政治を淘汰させた」とし、「争点のない法案まで政争と連係させる政治文化はもはや止めなければならない」と強調した。最大野党「自由韓国党」が選挙法改正案撤回を要求して「フィリバスター」(無制限討論)を申請したことに対して、「後進的な妨害政治」と規定し、猛攻を浴びせたのだ。

 

文大統領は同日、大統領府で開かれた主席・補佐官会議で、「国民のために必要な法案を政治的事案と連係して駆け引きの対象に転落させることがあってはならない」と述べた。

文大統領は、「第20代最後の定期国会がまひ事態に置かれている。立法と予算の実を結ばなければならない時に起こっている非常に遺憾な状況」とし、「国会先進化のための法がかえって後進的な妨害政治に悪用される現実を国民と共に憂慮せざるを得ない」と懸念を示した。特に、「事故で子どもを失ったことも悔やまれるのに、子どもを交渉のカードに使うなとまで言わせてはならない」とした。「ミンシギ法」(道路交通法改正案)など民生法案処理を強調し、事実上、自由韓国党のフィリバスター撤回を迫ったのだ。

文大統領は来年度予算案についても、「今日は国会予算案処理法廷の期限だが、今回も期限を越えることになった。法を作る国会が法を守らない違法を繰り返している」と野党を批判した。

与野党は同日も、ファストトラック(迅速処理案件)法案処理をめぐって平行線を辿った。与党「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は、自由韓国党に向かって、「民生法案を人質に国会に害を与えた。国家機能を停止させて思いのままにするということがまさにクーデターだ」と非難した。自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表は、「ミンシギ法通過に向けたワンポイント本会議を開こうと提案したが、与党はまだ返事をしていない」と批判した。


ムン・ビョンギ記者 ファン・ヒョンジュン記者 weappon@donga.com · constant25@donga.com