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ビーガン北朝鮮担当代表、米国務省ナンバー2に

ビーガン北朝鮮担当代表、米国務省ナンバー2に

Posted October. 30, 2019 08:17,   

Updated October. 30, 2019 08:17

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米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表(59)が早ければ今週、国務副長官に起用されると、AP通信が28日(現地時間)、報じた。米国の北朝鮮核交渉代表であるビーガン氏が国務省のナンバー2になれば、今後の米朝実務協議にも力が入れられるものと予想される。国務副長官は上院の承認聴聞会を経て任命される。

「ロシア通」のビーガン氏は、駐ロシア大使に任命されたジョン・サリバン国務副長官の後任に早くから名前が挙がっていた。ビーガン氏は、トランプ大統領が深い関心を持つ米朝交渉業務を誠実に務めたという評価を受けており、ポンペオ国務長官の厚い信任を受けているという。ビーガン氏は副長官に昇進しても、対北朝鮮実務協議首席代表は続ける考えを周囲に明らかにしたという。国務省のナンバー2が核交渉代表を兼任したことはないが、不可能なことではないと、関係者らは説明する。核交渉代表の地位が強化されれば、北朝鮮の金明吉(キムミョンギル)首席代表より階級が上の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官が出なければならないという声もある。北朝鮮は、崔氏より階級の低い交渉代表を出して、「核に対する権限がない」という発言だけを繰り返し、交渉を空転させたという指摘を受けてきた。

ただし、国務副長官は、米国の全世界の外交と国務省内部の業務全般をまとめるハードなスケジュールを消化しなければならないため、核問題に集中できないという懸念の声も同時に出ている。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com