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「アイーダ」のルクソール公演、男女主人公は韓国人声楽家

「アイーダ」のルクソール公演、男女主人公は韓国人声楽家

Posted October. 24, 2019 08:26,   

Updated October. 24, 2019 08:26

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エジプトの代表的古代遺跡地ルクソールで行われるオペラ「アイーダ」の公演に、韓国人の男女声楽家が主人公として舞台に立つ。

23日(現地時間)駐エジプト韓国文化院によると、26日と28日午後7時、ルクソール・ハトシェプスト寺院の前で行われる今回の公演で、ソプラノ・イム・セギョン氏(44)がアイーダ、テノールのイ・ジョンファン氏(41)がラダメス将軍役を引き受けた。

今回の公演は、アイーダの初公演150周年(2021年)を控えて開かれる記念行事だ。イタリアの作曲家ヴェルディの代表作品の一つに数えられるアイーダは、古代エジプトを背景にして、現地で大きく愛されている。アイーダ作品自体が、エジプト国王が紅海と地中海を結ぶスエズ運河の建設を記念して作品を依頼して誕生し、1871年に首都カイロのオペラハウスで初公演された。特に今回の公演は、古代エジプトの中王国と新王国時代の首都で、「世界で最も大きな野外博物館」という名称を持つルクソールで行われるため注目されている。

イム氏とイ氏は共に、欧州で活動している世界トップクラスの声楽家で、アイーダ公演の経験が豊富だ。イム氏は、2015年8月、世界最高の円形劇場であるイタリアのヴェローナ野外劇場で韓国人としては初めてアイーダの主人公役を引き受けた。スカラ座やベルリン劇場など、欧州最高の舞台でも公演を行った。イ氏は、2014年、オーストリア・サンクト・マルガレーテン・オペラフェスティバルで、ラダメス将軍役を初めて演じた後、欧州内アイーダ公演に65回以上出演した。昨年12月、カイロオペラハウスで、ラダメス将軍役で公演を行った。


李世亨 turtle@donga.com