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孫興民、車範根氏の「韓国人の欧州リーグ最多得点記録」に並ぶ

孫興民、車範根氏の「韓国人の欧州リーグ最多得点記録」に並ぶ

Posted October. 24, 2019 08:26,   

Updated October. 24, 2019 08:26

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トッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=27)が「伝説」車範根(チャ・ボムグン)元韓国代表監督(66)が保有する欧州リーグでの韓国人最多得点記録に並んだ。

孫興民は23日、ロンドンの本拠トッテナム・ホットスパースタジアムで行われた欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ(CL)のB組第3節ツルベナ・ズベズダ(セルビア)戦で2ゴールを決め、5-0の圧勝をけん引した。孫興民は18歳だった2010~2011シーズンのドイツ・ブンデスリーガ、ハンブルガーSVでプロデビューして以来、10シーズンで121得点を記録し、車氏が1989年に打ち立てた韓国人の欧州リーグ得点記録に並んだ。2019~2020シーズンが開幕して3ヵ月も経っていないため、次戦からの得点は新しい歴史になる。

この日、前半16分と44分に得点を挙げた孫興民は後半18分にも右足で脅威の弾丸シュートを放ったが、ボールはわずかにゴールを外れ、惜しくもハットトリックを逃し、大記録達成は次戦以降に持ち越された。孫興民は28日午前1時30分、敵地で行われるイングランド・プレミアリーグ1位のリバプールとの第10節で新記録に挑戦する。

孫興民は謙遜も忘れなかった。試合後のインタビューで「(車氏と一緒に)自分の名前が取り上げる度に、とても身に余る話で光栄に思っている」とし、「名声に迷惑をかけることがないよう、もっと頑張りたい」と話した。チームの雰囲気を伝える中でも同僚たちを立てた。孫興民は「最近宜しくないプレーが見せたが、トッテナムというチームは、この5年間継続して良い姿を見せて来た」と言い、「選手たちが努力しているだけに、今日みたいな雰囲気を保っていけると思う」と強調した。

地元メディアは、孫興民の活躍を絶賛した。英国のBBCは、孫興民を最優秀選手(MOM)に選び、「孫興民は世界最高のレベルに上ったし、トッテナムの競技力向上に起爆剤となった」と評価した。英国のサッカー専門メディア「フットボールロンドン」も、「試合序盤から活気に満ちた孫興民はトッテナムの大勝の原動力だった」と褒め称えた。フットボールロンドンとスカイスポーツなど英国の主要メディアは同日、孫興民の活躍にチーム内最高採点の9点を与えた。

今後は、孫興民がどれだけ多くの得点を挙げるかに注目が集まる。車氏はサッカー選手としては遅れた26歳になった1979年にドイツへ進出し、ちょうど10年間活躍した。パク・ムンソンSBS解説委員は、「孫興民はサッカー選手として最高の全盛期を過ごしている」とし、「物凄く努力する選手なので、その全盛期は今後さらに数年続く可能性が高い」との見方を示した。負傷など突発的な要因がなければ、車氏が引退した36歳まで選手生活を続けるのなら、遥かに多くの得点を記録するだろう。孫興民は、昨季まで1シーズン平均13.2得点を記録しており、単純計算で36歳になる2027~2028シーズンまでは、さらに105ゴールを決めることになる。

ソウル東北(トンブク)高校1年だった2008年に大韓さかー協会の優秀選手に選ばれてドイルに留学した孫興民は、2010年にハンブルガーSVで3シーズンの間20得点を挙げ、レバークーゼンに移籍して2シーズンに29得点を記録した。2015~2016シーズンにトッテナムへ移籍してからは毎シーズン20ゴール前後を記録しながら歴史を書いて来た。


李沅柱 takeoff@donga.com