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「生命を生かす音じゃないですか」 ドクターヘリがソウル上空を初飛行

「生命を生かす音じゃないですか」 ドクターヘリがソウル上空を初飛行

Posted October. 19, 2019 08:39,   

Updated October. 19, 2019 08:39

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18日、ソウル広場と德壽宮(トクスグン)の空にドクターヘリなどの救急医療ヘリ4台が順に飛び立った。「ドクターヘリの音は命です(ソセン)キャンペーンフェスティバル」に参加したヘリコプターだ。大統領府周辺の上空は、民間航空機の飛行が厳格に禁止された区域だ。しかし、東亜(トンア)日報のソセンキャンペーンの趣旨に共感した大統領府と陸軍首都防衛司令部は、特に、ソウル市庁周辺上空の民間航空機の飛行を許可した。ドクターヘリが、本来の飛行圏域ではないソウル都心の空に登場したのも今回が初めてだ。

ソセンキャンペーンは、騒音の苦情や離着陸規制に足止めされたクターヘリを自由に飛ばせよという趣旨で、今年5月に始まった生命の愛のキャンペーンだ。これまで1万人近い各界の関係者と市民などがキャンペーンに参加し、ユーチューブの公式動画の再生回数は100万回を突破した。

キャンペーンの開始後、市民意識も徐々に変わりつつある。ギル病院救急医学の梁赫埈(ヤン・ヒョクジュン)教授は、「数年前までは、ヘリコプター運航管制室にうるさいという苦情の電話が殺到したが、キャンペーン開始後減少している」とし、「ちょっとの不便は十分甘受できるという認識が広がっている」と語った。

鄭基賢(チョン・ギヒョン)国立中央医療院長は、「医療先進国であるほど、ドクターヘリの運航に制限がない」とし、「救急患者の搬送が困難な島嶼山間地域などの死角地帯の解消のためにドクターヘリをより多く導入しなければならない」と語った。


朴星民 min@donga.com