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柳賢振、新天地は「自分の価値を評価するチームと戦力の良いチーム」

柳賢振、新天地は「自分の価値を評価するチームと戦力の良いチーム」

Posted October. 11, 2019 09:27,   

Updated October. 11, 2019 09:27

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ロサンゼルス・ドジャースが10日、メジャーリーグ・ポストシーズンで敗退し、シーズンを終えた。これを受け、近く自由契約選手(FA)になった柳賢振(リュ・ヒョンジン=32)がドジャースに居止まるか新天地に移籍するかをめぐり、球団との交渉が始まる見通しだ。

柳賢振はドジャースがワシントン・ナショナルズとのナショナルリーグ・地区シリーズ第5戦を3-7で落とした後、クラブハウスで行われたインタビューで、FAについて「自分を評価してくれるチームと戦力が良いチームを考慮している」と言い、移籍する可能性を排除しなかった。

米国のスポーツ専門メディアESPNは同日、地区シリーズに進出した8チームに所属する注目すべきFA10人に柳賢振を含ませた。ESPNは、「昨年シーズンを終えたFA柳賢振は、ドジャースの1年1790万ドル(約211億ウォン)のオファーを受け入れて残留し、今年最高のシーズンを送った。先発登板した29試合のうち10試合が無失点で、9回当りの与四球は1.2に過ぎなかった」と報じた。今季に14勝5敗、防御率2.32で「キャリアハイ」を記録した柳賢振は、アジア人投手では初めてメジャーリーグ全体で防御率1位になった。

メジャーリーグの公式ホームページMLB.comは、最近公開したFAランキングで柳賢振を投手では2位、全体では5位に入れた。シーズン終了後FA資格を得る選手たちを、今季のWAR(代替可能選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたかを示す指標)を基準にランキングを決めた。だが、いざ大型のFA契約については、見通しが分かれる。30歳代の柳賢振は、肩の手術を受けて2015年を丸ごと休み、肘の負傷まで重なり、2016年は1試合に登板したのが全部だった。メジャーデビュー以来最高の成績を残した今季も、4月に左太ももに違和感を覚え、10日間の故障者リスト入りした。シーズン終盤には体力の問題で不調だった。

ドジャースは、豊富な先発要員を確保しているため、長期契約は難しいとの見方も出ている。ドジャースにはウォーカー・ビュラー、クレイトン・カーショー、前田健太、ロス・ストリップリング、トニー・ゴンソリンら先発投手が多い。ESPNは、「恐らくドジャースは短期契約で引き止めようとするだろう。柳賢振がカリフォルニアに住み続けることを希望していることを前提に、ロサンゼルス・エンジェルスや南部のサンディエゴ・パドレスに移る可能性もある」と報じた。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com