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柳賢振、地区シリーズ第3戦で白星

Posted October. 08, 2019 09:02,   

Updated October. 08, 2019 09:02

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7日、ワシントンのナショナルズパークはホームチームを応援する赤色ユニフォームを着た観客で埋め尽くされた。ワシントンが2-0でリードした4回にアンソニー・レンドンとフアン・ソトが2者連続安打を放つと、4万あまりの観衆は一斉に歓声を挙げた。

しかし、その熱気は長く続かなかった。冷静な勝負師、柳賢振(リュ・ヒョンジン=32、ロサンゼルス・ドジャース)が勝利への期待が高まった観衆に、今度は水を差したからだ。

ロサンゼルス・ドジャースは7日、ナショナルズパークで行われたワシントンとのナショナルリーグ・地区シリーズ(5回戦制)の第3戦で10-4で勝った。ドジャースはシリーズ戦績を2勝1敗とし、ナ・リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。先発登板した柳賢振は5回、4安打(1被本塁打)、2四球、2失点で勝利投手になった。

柳賢振は同日、レギュラーシリーズほどの威力は発揮できなかった。1回、ソトに先制2点本塁打を与えた。2回と3回を三者凡退に打ち取ったが4回には2者連続安打を浴びて無死1、2塁のピンチを迎えた。柳賢振は5番ハウィー・ケンドリックを5球目のチェンジアップで飛球でアウトを取った後、6番カート・スズキに外角のチェンジアップで併殺を誘導しイニングを終えた。

5回にもマイケル・テイラーに安打を打たれた後、トレイ・ターナーを故意四球で塁に出して2死1、2塁の危機を迎えたが、アダム・イートンに外角直球で飛球を誘導して無失点で5回を投げ終えた。柳賢振は試合終了後に「本塁打を打たれて目が覚める気持ちだった。次戦からはミスを繰り返したくない。もし第5戦まで持ち込まれたリリーフ登板をしなければならない状況が発生するなら、当たり前だが準備をする」と語った。

この日、柳賢振の主武器のチェンジアップが光を放った。全投球数74球のうちチェンジアップを最も多い32球(43.2%)を投げた。レギュラーシーズンでのチェンジアップの割合(27.5%)より大きく増やした。柳賢振は15アウトのうち9アウトをチェンジアップで取り、空振りも7回奪った。チェンジアップで与えた安打はソトに打たれた1本だけだった。

柳賢振には「魂の相棒」と呼ばれるドジャースの捕手ラッセル・マーティンは、打席でも大活躍した。チームが1-2でリードされた6回に2点適時打を放って逆転をもたらし、柳賢振に勝利投手の条件を満たせてくれた。その後9回、無死1塁では2点本塁打を放ち勝利に貢献した。レギュラーシーズンの打率は.220だったマーティンだが、ベテランの老練さを発揮し、4打数2安打4打点と大活躍した。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com