Go to contents

21歳のナセルが女子400mの新女王に、48秒14で優勝

21歳のナセルが女子400mの新女王に、48秒14で優勝

Posted October. 05, 2019 09:40,   

Updated October. 05, 2019 09:40

한국어

「短距離の天才」サルワ・イード・ナセル(21=バーレーン)が陸上女子400メートルで歴代の世界ランキング3位にタイムで世界を制覇した。

ナセルは4日、カタール・ドーハ―のハリファスタジアムで行われた2019世界陸上選手権女子400メートル決勝で48秒14のタイムで優勝した。マリタ・コッホ(62=当時東ドイツ)が1985年に47秒60の世界記録を樹立してから34年ぶりの記録だ。世界歴代2位の記録はヤルミラ・クラトフビロバ(68=当時チェコ)が1983年に残した47秒99。

ナセルはこの日の決勝で、昨年打ち立てた自己ベスト(49秒08)を0.94秒も短縮した。ナセルは最初の曲線コースである100メートルを通過しながらさらにスピードを上げ始め、最後の直線区間に入る300メートル地点では大差で1位に走っていた。ナセルは今シーズン世界1位で2017年と2018年大会を制したショーナー・ミラー(25=バハマ)の連勝を阻止した。ミラーは、自己ベストを更新し48秒37で歴代6位のタイムを記録したが、ナセルに爆発力に押されてうなだれた。

ナイジェリア人母とバーレーン人父の間で生まれたナセルはナイジェリアで陸上を始めたが、16歳になる2014年、バーレーンに帰化した。国の手厚い支援を受けるナセルは、今大会で世界王者となり、2020年東京五輪でも最有力の金メダル候補に浮上した。ナセルは世界記録を破れるかという質問に、「不可能なことはない」と自信を示した。


李沅柱 takeoff@donga.com