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名誉回復を夢見るプロバスケ・SKの外国人デュオ

名誉回復を夢見るプロバスケ・SKの外国人デュオ

Posted October. 02, 2019 07:39,   

Updated October. 02, 2019 07:39

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「ワーニーを相手チームの選手として会わなくて済むのは嬉しい」(アーロン・ヘインズ)

「韓国で多くの成果を成し遂げたヘインズを尊敬する」(ジャミール・ワーニー)

2019~2010シーズンのプロバスケットボール、SKのアーロン・ヘインズ(38=199センチ)とジャミール・ワーニー(25=200センチ)は互いを称え合った。12シーズン連続で韓国舞台で活躍しているベテラン、ヘインズは最近ワーニーの韓国バスケへの適応を助けるメンター役を担っている。京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)に位置するSKナイツ・ヤンジ体育館で取材に応じたワーニーは、「ヘインズが相手チームのセンターたちの長短所を話してくれるので、一生懸命覚えている。A選手はバウンスパスのキャッチが下手だとか、細かいところまで教えてくれる」と話した。

SKは優れた韓国人選手のラインナップにワーニーとヘインズで組まれる外国人選手の攻撃力が強力なため、5日開幕の今季の優勝候補に挙げられている。SKのユニフォームだけで6シーズン間着ることになったヘインズはプロバスケ史上外国人選手最多得点(1万381点)、最多リバウンド記録(4200個)を持っているレジェンドだ。ワーニーは、米プロバスケットボール(NBA)下部リーグのGリーグでベスト5と年間最優秀センター賞を受賞した実力者。ワーニーは、オフシーズンにSKが準優勝した東アジアスーパーリーグ「テリフィック12」で平均29得点(13.3リバウンド)を記録し、強い印象を残した。今シーズンは、外国人選手枠で出場できのは1人だけだ。ワーニーは、「自分はゴール下の争いを楽しむし、ヘインズはスピードが速いので速攻に長けている。互いに異なるスタイルを活かしながら相手を圧倒したい」と語った。

これまでムン・ギョンウン監督は、ヘインズ中心の戦術を駆使してきた。SKでヘインズへの依存度が高いことから、監督の姓とヘインズの名を合成した「ムンアーロン」という言葉が作られるほどだ。だが、今シーズンについてムン監督は、「ポスト支配力が優れているワーニーを第1オプションに決めた」と話した。チームの大国柱だったヘインズとしては不愉快に聞こえそうな話だ。だが40歳近くになったヘインズは、「以前だったら怒っていたと思う。しかし今は若い選手が沢山活躍すべきだ。その代わり、僕は短い時間でも問題解決者の仕事をしたい」と話した。ヘインズは、短い出場時間にも任された仕事を全うするため、持ち味のミドルシュートを毎日200~300本ずつ投げながらシュート感覚を磨いている。

ヘインズはワーニーの実力に厚い信頼を寄せている。ヘインズは「韓国で多くの選手と競争してみた経験からみて、ワーニーはラ・ゴナ(現代モービス=199センチ)とともに歴代センター「トップ2」に入るほどの実力を備えている。ゴール下で威力を発揮する彼の存在で、リバウンドで我々が優位に立つことができる」と話した。ワーニーは、ラ・ゴナとの対決に期待感を示した。「ラ・ゴナが韓国代表として活躍しているのを注意深く見てきた。良い相手になりそうだ」と語った。

最近SKファンは、ワーニーを「蚕室ウォニ」の異名で呼んでいる。SKの本拠地蚕室(チャムシル)とワーニーと発音が似ている韓国人名のウォニを合成した造語だ。ウォニは「ニックネームが気に入る。ファンのために最善を尽くしたい」と話した。ヘインズは、「昨シーズンは、うちのチームがレギュラーリーグ9位に止まり悔しい気持ちが強かった。心強いウォニと一緒に今シーズンはチームを必ず頂上に導きたい」と意気込んだ。


鄭允喆 trigger@donga.com